
南城市は世界に誇る自然や文化に恵まれ、県内有数の集客力を誇ります。しかし、現状は滞在時間の短い「通過型観光」が多く、地域経済への恩恵が市民生活に十分行き渡っているとは言えません。
地域でお金が回る仕組みを整え、訪れる客だけでなく、住む人も幸せを感じる「感幸(かんこう)」の実現が急務となっています。

「DMO」(観光地域づくり法人)とは、地域の多様な関係者(自治体、事業者、住民など)と連携し、戦略策定、プロモーション、コンテンツ開発、データ分析などにより、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する、いわば観光まちづくりの「かじ取り役」となる組織です。
南城市では市民ワークショップや講演会、勉強会を重ね、南城市にDMOが必要かどうか、その是非を丁寧に積み上げてきました。これらの対話を通じて、「観光を手段として地域の課題を解決する」というDMOの意義を共有し、参加者からは多くの理解を得ることができました。
この市民の皆さまとの確かな合意形成を原動力に、新組織「DMOなんじょう株式会社」がいよいよ始動します。


令和6年度から勉強会やワークショップ、講演会を重ね、市民や関係者との合意形成を積み上げてきました。
ローカル・ゼブラ企業としてスタートします。

新組織「DMOなんじょう」は、一般的な企業とは異なる「ゼブラ企業」を目指します。
利益のみを猛烈に追い求める「ユニコーン企業」に対し、ゼブラ企業は「利益の追求」と「社会貢献」を白黒の模様のように両立させるのが特徴です。短期的な急成長よりも、地域の持続的な繁栄を何よりも大切にします。
この組織は、南城市と市内で活動している企業が出資して設立される「株式会社」です。民間ならではの効率的な運営や迅速な意思決定と、公共が持つ公平性を併せ持つことで、「民間だけ、あるいは公共だけでは成し得なかった事業」を力強く執行していきます。
また、外部からの専門人材(CMO・CFO等)の登用や地域おこし協力隊の活用を通じて、高度な観光戦略を担う専門人材を持続的に確保・育成できる体制を整えます。
これに伴い、「南城市観光協会」は、発展的に解散し、その機能と情熱はDMOへと統合・継承されます。
データに基づく戦略で、地域課題を収益に。
「スルーガイド」の育成
南城市の魅力を深く案内できる「地域専属ガイド」を育て、観光客が市内のあちこちを巡りながら、長く滞在したくなる仕組みを作ります。
「おたすけツーリズム」の開発
農業・漁業の手伝いや歴史資産の保全など、地域の困りごとを価値ある観光コンテンツへと転換し、直接的な収益と地域貢献を両立させます。
DMOなんじょうは、勘や経験だけに頼るのではなく、宿泊客数や消費動向などの客観的なデータに基づき、南城市に最適な観光戦略を立案・実施します。
その役割は多岐にわたり、「南城経済新聞」を基盤とした情報発信や、多様な関係者が連携するための仕組みづくり、そして組織が自立して活動し続けるための収益モデルの構築など、「稼ぐ力」を最大化する司令塔として動きます。
例えば、「スルーガイド」の育成や「おたすけツーリズム」の開発など、地域の課題を新たな収益へつなげ、市民の皆さまに還元する仕組みづくりを予定しています。
市民の皆さまの想いと協力があって初めて大きな力となります。市民が観光まちづくりの主役となる未来を、DMOなんじょうとともにつくっていきましょう!
南城市の「感幸(かんこう)」を目指し、市と地域企業が 資金・人材・ノウハウを持ち寄ってDMOを立ち上げます。
| 開業時期 | 令和8年1月 |
|---|---|
| 場所 | 南城市役所内 |
| 代表 | 知念 厚 (株式会社 国際事務機) |
| 出資者 | 南城市、(株)南都、ユインチホテル(株)、(株)ジェイシーシー、 (株)たまぐすく、(株)国際事務機、(有)秀開發工業 (順不同/敬称略) |
