あなたの健康が
節税と市民サービス維持につながります
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国保年金課 TEL 098-917-5327
国民健康保険は、健康保険等の被用者保険(企業などで雇用された方の医療保険)の適用を受けられない人が加入する医療保険制度です。国民健康保険制度の創設により、国民は誰もが医療保険に加入することができ、病気やけがをした場合でも医療費の一部を支払うだけで必要な医療を受けることが可能になりました。
このように重要な役割を担っている国民健康保険制度ですが、近年の急速な高齢化や医療技術の高度化、生活習慣病患者の増加などにより医療費は増加の一途をたどっており、全国的に国民健康保険財政は厳しい状況にあります。
本市では、約1万2千名の方が、国民健康保険に加入されておりますが、高齢化の影響等により、保険税収入が低迷し医療費の伸びによる保険給付費が増加しているため、その財政運営は大変厳しいものとなっております。
国保会計では、毎年財源不足により赤字が発生し、決算の段階でその不足分を翌年度の歳入を繰上充用して補填しています。つまり、家計に置き換えると預金を使い果たし給料だけでは家計を賄えないため、翌月の給料を前借して、その月の支払いに充てることを繰り返している状況です。
国民健康保険特別会計の決算は独立採算が原則ですが、国保加入者からの保険税だけでは収支の均衡が保てない状況なので、市民の皆さまから納付いただいた税金などで運営する一般会計から公金の投入(法定外繰入)が行われております。
本市は、合併後の平成18年度から令和2年度までの間、約34億8千万円を一般会計から国保会計へ繰入しており、繰入金がこのまま増え続けると、市全体の予算を圧迫し、市民サービスにも影響を及ぼすことにつながります。つまり、家計に例えると、家計内の収入で生活を賄えないため、親や兄弟等から援助を受けての生活を毎年繰り返している状況です。
このような状況を転化するためには、増え続ける医療費を抑制していくことが最重要課題であると考えます。国民健康保険制度を安定的に維持していくためにも、下記についてご協力をお願いします。