三方を囲む海、豊かな緑におおわれた丘陵地。南城市は豊かな自然に包まれています。しかし下記地図を見てわかるとおり、津波・土砂災害など、多くの災害のリスクも抱えていることになります。いつ訪れるかわからない「災害のシナリオ」を回避するために、行政や個人だけではなく、地域でできる「備え」があります。
沖縄県が発表した「平成25年度沖縄県地震被害想定調査」の中で想定されている地震のひとつ。沖縄本島南東沖のほか、沖縄本島東方沖、八重山諸島南島沖で連動して発生し、マグニチュード「9」(東日本大震災と同程度)が想定される災害のシナリオです。
全壊 | 3,500棟 | |
半壊 | 3,226棟 | |
死者 | 1,029人 | |
負傷者 | 8,387人 | |
津波に伴う要捜索者 | 8,867人 |
上の地図で示された緑と黄色の地域。どちらも南城市にある区や自治会を示していますが、色の違いは何を示しているのでしょうか。その違いに、想定される被害を地域で変えていくヒントがあります。
左の地図は見やすさのため大まかな情報のみを掲載しています。詳細な情報は昨年各世帯にお配りした「防災マップ」や「南城市防災ポータルサイト」でご覧いただけます。
平常時 | ● 避難経路・場所の把握 ● 避難誘導訓練の実施 ● 避難経路の安全点検 ● 要支援者の把握 等 | |
緊急時 | ● 避難の呼びかけ ● 避難誘導 ● 要支援者の避難支援 ● 避難地で安否確認 等 |
平常時 | ● 個人備蓄の普及啓発 ● 炊き出しの訓練 ● 炊き出し用機材の確保、点検 | |
緊急時 | ● 食料や水、救援物資等の受入、配布 ● 必要に応じて炊き出し 等 |
平常時 | ● 初期消火訓練の実施 ● 消火用水の確保、確認 ● 出火防止の啓発 等 | |
緊急時 | ● 初期消火活動(無理はしない) ● 出火防止等の広報 |
平常時 | ● 救命講習への参加 ● 応急医薬品、救助機材の確保・点検 | |
緊急時 | ● 速やかな救出 ● 負傷者の搬送・応急手当の救護 ● 避難所での救護協力 等 |
公的機関が行う活動(公助)は交通網の寸断などで十分に対応できない可能性があるため、個人の力で災害に備える(自助)とともに、地域での助け合い(共助)による地域の防災力が重要となります。
沖縄県・南城市の自主防災組織の組織率(※)は全国平均に比べて低い傾向にあります。※ 活動カバー率:全世帯数のうち、自主防災組織の活動範囲に含まれている地域の世帯数の割合。
災害時の被害を軽減するため、「自主防災組織活動」を通じて、共助の強化、地域の防災力の強化に向けた取組を始めてみませんか? まずは区や自治会で議論し、総務課へご相談ください。 総務課 TEL:917-5378
※ コロナ禍における避難先は市役所など公共施設だけではありません。親戚・友人宅などに避難するなど、避難先を検討してみましょう。親戚や知人宅を避難先として検討する場合、日頃から相談しておきましょう。
「自らの命は自ら守る」意識を持ち、自宅の災害リスクと取るべき行動を確認しましょう。
南城市では防災情報や学校関連の緊急情報などをお知らせする「南城市メール」を運用しています。安全安心のために、ぜひご登録をお願いいたします。
「令和3年度 緊急消防援助隊 九州ブロック合同訓練」が下記の日程で南城市役所をサテライト会場に開催されます。観覧自由となっております。
日時 | 2021年11月2日(火) 12:00〜 |
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場所 | 南城市役所 公共駐車場 |