南城市役所では女性相談員を配置しています。女性が生活の中で抱える悩みや心配ごと、パートナー間のことなど、相談内容はさまざまです。
「私たちは『相談者の意思を尊重し、問題解決に向けていっしょに考える』という立場です。選択肢や活用できる制度・施設・法律などの情報を提供しますが、解決方法を押し付けることはしません。気持ちの整理ができるようお手伝いし、相談者が希望する方向へ進めるよう、必要に応じて関連機関につなぎながら、相談者の自立に向けて支援します」(南城市女性相談員)
世の中が複雑になり、変化が激しい中、悩みも多岐に渡る現代。公共や民間を問わず、相談の窓口はあなたが話してくれることを待っています。女性相談員はこう呼びかけます。
「なにか心にモヤモヤがあるだけでも相談していただけたら。話すだけでも、気持ちが楽になることがあります」
南城市では女性相談以外にも各種相談窓口を設置しています(p3参照)。お悩みごとがありましたら、まずはご連絡ください。匿名でも構いません。あなたは、ひとりではありません。
※ 周りで何かに悩んでいそうな方がいらっしゃる場合も、相談窓口の存在をお話されてみてください。
相談は無料です。個人の秘密は守られます。 ※身の危険を感じた際は警察(110番)へ
TEL 098-917-5343 (平日 9:15〜17:00)
● 配偶者やパートナーからのDV ● 夫婦間や恋愛の事 ● 親、子、親族関係 ● 職場や友人等の人間関係
TEL 098-917-5343 (平日 9:15〜17:00)
TEL 189 (24時間:児童相談所)
● 子どもの養育の困難、不安 ● 虐待やしつけについて ● 貧困・生活困窮 ● 学校生活に関する事、非行、問題行動等
TEL 098-917-5318 (火曜 10:00〜16:00 ※12:00〜13:00除く)
● 多重債務(複数の借金、返済が厳しい) ● 覚えのない請求(架空請求) ● ワンクリック詐欺(インターネット) ● 商品の不適切表示や健康被害 ● 訪問販売、マルチ商法、通信販売のこと
TEL 098-917-5489 (平日 8:30〜17:15)
TEL 098-946-2051 (夜間・休日:東雲の丘)
● 高齢者の虐待に関する相談 ● 介護に関する相談 ● 認知症に関する相談 ● お金の管理が不安(成年後見制度について)
TEL 098-880-0576 (月・火・木・金曜 11:00〜15:00)
● 様々な問題で自死を考えてしまう方に対し、専門員がお話を聞き、不安や悩みの解決支援を行います ● 病気 ● 家族の問題 ● 借金問題 など
TEL 098-917-5334 (平日 9:00〜16:00 ※12:00〜13:00除く)
● なかなか仕事が見つからない ● 収入が不安定で生活費が足りない ● 家賃が払えない ● 借金があって生活が苦しい
TEL 098-888-1450 (月・水・木・金曜 9:00〜16:30 ※11:30〜13:00除く)
● 心理士、保健師、看護師、作業療法士等が相談をお受けします ● 病気のこと ● 人間関係のこと ● 仕事のこと ● 心身の不調 ● 学校のこと ● 性格のこと
TEL 098-888-4343 (毎日10:00〜23:00)
● 死への恐れ ● 孤独、絶望 ● 病気の悩み ● 家族の不和 ● 借金問題 ● 介護疲れ ● 失業、生活苦、貧困 ● いじめ、人間関係
自殺の危険を抱えた人に気づき、適切にかかわる人のことをゲートキーパーと呼びます。特別な資格は必要ありません。
民生委員・児童委員やボランティア以外にも、家族・同僚・友人といった身近な立場の方たちもゲートキーパーの役割を担うことができます。
● 最近どう? 眠れてますか? ● 何だか辛そうだけど、どうしたの? ● 悩んでる?よかったら、話して ● なんか元気ないけど、大丈夫? ● 何か力になれることはない?
● 話せる環境づくり ● 気にかけていることを伝える ● 悩みを真剣な態度で受け止める ● 相手を尊重して感情を否定しない ● 話を聞いたら、ねぎらいの言葉を
● 紹介にあたっては相談者に丁寧な情報提供を ● 相談窓口に確実に繋げるため、相談者の了承を得た上で、可能な限り連携先に直接連絡を取り、相談場所や日時を具体的に設定して相談者へ伝える
● 相談者のタイミングで話を聞く
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、配偶者やパートナーなど、親密な関係にある人(または過去に関係にあった人)からの暴力のこと。
DVに性別のくくりはありません。女性が加害者、男性が被害者の場合や、同性同士のカップル間でも起こりえます。
身体的な暴力だけでなく、下記のような事例もDVにあたります。普段から相手を尊重することを意識して気をつけましょう。
● 何を言っても無視する ● ののしる・おどす ● 見下す・欠点をあげる ● 避妊に協力しない ● メールや電話をチェックする ● 行動を監視したり制限する ● 人づきあいに口を出す ● 就業・社会参加を制限する ● 生活費を渡さない・収入を取り上げる ● 酒やギャンブルで生活費を使い込む
心身の緊張といったストレス反応に気づいたとき、自身で解消することもできます。
朝日をあびる
東海岸に位置する南城市。たまには素晴らしい日の出を見てみませんか? 太陽の光を浴びて体内時計をリセット。太陽の光を浴びてから15~16時間後に眠気が現れるので睡眠の質向上につながります。
呼吸を意識する
心身の緊張を緩める「リラクセーション」。手軽な方法の一つとしては、呼吸法(腹式呼吸)があります。自宅や職場の自席などでも短時間で簡単に行えます。瞑想(マインドフルネス)やヨガもリラクセーション法のひとつです。
適度な運動
運動というと、勝ち負けにこだわり技術を競うというイメージを持つ人もいると思いますが、ストレス解消のためには、あくまで「楽しむ」という気持ちが大切です。手軽にできて好きな運動を楽しい環境で行いましょう。南城市にはウォーキングにぴったりな自然豊かなコースがいっぱい!
自然にふれる
ときどき、南城市の豊かな自然に触れてみてはいかがでしょうか。部屋の中でも、寝る前のフットバス(足湯)に月桃などのハーブを入れると、香りでリラックスできます。
南城市では8月10日を「南城市市民平和の日」として制定し、「一人ひとりが平和について考え、語り合い、行動する日」としています。戦争のない、平和な世の中の最初の出発点は、私たち一人ひとりの心の中にあります。
心の平和を広げるために、悩んでいる人も、そうでない人も、話してみませんか? あなたが悩みを話して、あなたが悩みを聞いて、一緒に考えて行動することで、また一歩、住み良い平和な南城市に近づくかもしれません。