写真:市内を走るコミュニティバス「Nバス」。南城市役所を発着点に南城市内を運行し、 住民の「足」を確保しています。
お問合せ 交通政策課 TEL 098-917-5386
20年後、30年後。年齢を重ねたあなたの買い物や、お子さん・お孫さんの通学など、日々の外出を支える手段は、どのように変化しているでしょうか。
「大丈夫、クルマがあるから」
いまはそう思えても、その先はどうでしょう?
南城市がこれからも「住み続けられるまち」であるために、交通の利便性や公共交通の維持は欠かせません。
高齢化や人口減少、運転手不足に財政問題。公共交通の現状を悲観的に語ることは簡単です。けれど私たちは、あえて希望に目を向けてみたいと思います。
「大丈夫、Nバスがあるから」
そんな言葉が、これからも交わされる未来を、描いてみませんか? 公共交通とともに。
高齢運転者による交通事故は、いまや社会全体の大きな課題となっています。事故は被害者だけでなく、加害者やその家族にとっても深刻な影響を及ぼします。
突然の事故や体調の変化で、やむなく免許を返納し、運転をやめることになったとき、すぐに公共交通に切り替えるのは予想以上に大変です。だからこそ、まだ自分で運転できる今のうちに、少しずつ公共交通に慣れておくことが重要です。
また、バス停まで歩くことで自然と身体を動かす機会が生まれ、健康維持に役立ちます。 複数の移動手段を使いこなす暮らしへ、いまから少しずつ、踏み出してみませんか?
お問合せ:
・Nバス無料化について 生きがい推進課 TEL:098-917-5341
・OKICA・回数券について 沖縄バス南城出張所 TEL:098-963-5727
※高齢者等の無料化実証事業は令和8年3月末までの予定。お早めにお申込みください!
南城市内の小中学生の通学手段は、約7割が保護者によるクルマでの送迎と見られています。徒歩は4割台、バス通学は1割台に留まっています。クルマでの送迎は、交通渋滞のほか、保護者にとっても大きな負担となります。
徒歩での通学が困難な場合は、バスを活用した通学も視野に入れてみてはいかがでしょうか。バス停までの徒歩を含むため、子どもの健康や自立心の育成、学習への前向きな姿勢など、さまざまな面で好影響が期待できます。
さらに、保護者にも時間のゆとりが生まれ、地域の渋滞緩和にもつながります。 何より、CO2排出量も削減され、未来を生きる子どもたちにとって、より良い環境を残すことにもつながるのです。
クルマはとても便利な交通手段ですが、過度に依存すると、交通渋滞をはじめ、事故や環境負荷の増大などを引き起こしてしまいます。また、公共交通の利用者が減ると、便数が減ったり、路線が廃止となるなど、クルマを持たない高齢者や子どもなど、移動に困る方々が増える可能性があります。
そうならないようにするためには、私たち一人ひとりが、クルマだけでなくバスやタクシー、自転車、徒歩を含めた多様な交通手段を少しずつ取り入れて使い分ける生活へと、意識や行動をシフトさせていく必要があります。
佐敷小学校6年生を対象に、名桜大学の寺本潔特任教授を招いた総合学習の授業。
授業の中で制作した絵本。初めてNバスに乗車するストーリー。
南城市では、市民が今後も安心して生活を送ることができるよう、公共交通に慣れ親しんでいただく取り組み「南城市版モビリティ・マネジメント(MM)」を行っています。市内小学校でもMM教育に取り組んでおり、昨年度、佐敷小学校の6年生は公共交通の専門家や市の職員を講師とした講義を受けたことを足掛かりに、主体的に学習に取り組み、Nバスの魅力発信やオリジナルグッズの制作を行いました。
なかでも、あるチームが制作した絵本には、乗車時のマナーやNバスの魅力がわかりやすく描かれており、他の小学校にも製本して配布される予定です。
● 無料化になり外出、外食の機会が増えて便利になりました。
● 免許証返納してから、Nバスを利用して大変助かってます。
● Nバスが無いと困る!
南城市ではNバス以外にも、デマンド交通「おでかけなんじぃ」を運行しております。電話などで事前に予約をして乗車する乗合型の交通システムです。専用の車両でお迎えに行き、市内の目的地までお送りします(久高島を除く)。
利用運賃 (1名1回) |
一般 500円 |
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市民75歳以上 200円 | |
未就学児 無料 | |
受付時間 | 平日 9:00〜18:00 |
土・日・祝 9:00〜16:00 | |
ご予約 | 098-988-1112 |