船越グスク(ふなこしぐすく)

船越グスク。玉城[ たまぐすく]地区の船越集落内の山の斜面にあります。船越グスクは14世紀の中ごろ、玉城王の四男が富名腰(ふなこし)[ 船越におなじ。]に居住した際に築いたとされています。巨大な石灰岩の上に、高さ1メートルほどの石垣が積まれていますが、この石垣には木の根が絡みついていて、時の流れを感じさせています。また、入口付近からはグスク土器[ グスク時代に現地で使用されていた鍋形・壷形の土器類のこと。]や、輸入陶磁器などが見つかっています。船越グスクは、平成6年[ 西暦1994年]に南城市の史跡に指定されています。

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