フレイルとは、加齢にともなって気力や体力が徐々に落ち、要介護状態になる手前の虚弱状態のことです。そのままにすると要介護状態に進むことが多く、早期に気づいて生活習慣を見直せば健康な状態に戻ることができます。
フレイルは普段の生活で予防が可能です。その3つの柱として「社会参加」「栄養」「身体活動」があげられます。
3本柱の中でも「社会活動への参加」は、心身の健康において非常に重要な役割を果たしています。
最近の研究では、社会活動への参加頻度の低下が、まるでドミノ倒しのように連鎖的な健康への悪影響をおよぼす入口となることが明らかにされています。また、週1回以上「社会参加」する人は要介護状態になりにくいことがわかっています。
そのため、日常生活を活動的にする「通いの場」(就労、ボランティア、地域活動、スポーツ、体操サークル、趣味活動)へ参加することが介護予防に大きな効果があると考えられています。