熱中症は、室温や気温が高い中での作業や運動などにより、体温の調節機能が働かなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れてしまうことで発症します。特に、体温調節機能が未発達な乳幼児や、暑さを感じにくい高齢者は、重症化しやすい傾向にありますので注意が必要です。
熱中症は誰にでも起こる可能性があります。一方で、きちんとした対策をとることにより、未然に防ぐことができます。
めまい、たちくらみ、頭痛や吐き気など、熱中症のサインが見られた場合は、涼しい場所で水分・塩分を補給しましょう。なお、意識がはっきりしない、自力で水分摂取ができないときは、すぐに救急車を呼びましょう。
熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われますが、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。このような状態が熱中症です。
熱中症警戒アラートとは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。暑さ指数の値が33以上になると予想される日の前日夕方または当日早朝に発表されます。
暑さ指数(WBGT)とは、熱中症を予防することを目的とした、〈気温〉1:〈湿度〉7:〈輻射熱(日差し等)〉2からなる熱中症の危険性を示す指標です。暑さ指数28を超えると、熱中症患者発生率が急増すると言われています。
暑さ指数や熱中症警戒アラートの情報を確認して、日常生活の行動の参考とし、熱中症予防に役立てましょう。
環境省では、沖縄県内16地点で暑さ指数の予測値、実況値の提供を行っています。
▶︎南城市(玉城糸数)の厚さ指数を確認する