ヤンバルトサカヤスデの生態と防除 

（不快害虫防除対策）

ヤスデは森林や草地の自然界で堆積した有機物を良質の土に還元している土壌動物として、大きな役割を果たしている反面、多量に発生すると不快な害虫と呼ばれるようになります。

ヤスデの防除・駆除方法

環境的防除方法

民家周辺の堆積した腐食物、例えば、落葉の堆積、ごみ捨て場、古畳やムシロ、腐朽した木材、草むら等を除去し、乾燥した環境状況にすることが大切です。
そのためには、

1. 湿潤な低地であれば排水溝を作り、水はけをよくします。
2. 除草、樹木の剪定などを行い、日当たりをよくします。
3. 落葉や廃材を堆積させないようにします。

駆除剤を使用する方法

ヤスデが発生した場合には、家屋内への進入防止として、家屋土台周辺に粉剤を幅５ｃｍほどでベルト状に散布します。ストッキング等の目の細かい網に入れてトントン叩いて落ちる程度の量でも十分効果があります。粉剤は雨が降ると流れてしまい、又湿って固まると効果がなくなりますので、天候にも注意することや雨に濡れない場所を選び適量を使用しましょう。

※市ではヤスデを駆除し住みよい環境をつくるためヤスデ駆除剤を購入する場合に、その経費に対して予算の範囲内において補助金を交付しています。

補助を受けようとする方（市内に住所を所有する者）は市内の各農協経済課に補助金申請書を備えていますので、住所、氏名、電話番号、印鑑を押印のうえ、購入してください。