2014年度 南城市勢要覧「はじまりの場所」
琉球開びゃく神話の地 南城市が新しい沖縄を切り開きます
南城市長 古謝景春
南城市は、平成18年1月1日に4町村が合併して誕生したまちですが、もともと琉球王国時代には、「東四間切」という一つのまとまりを構成していました。
琉球開びゃく神話によると、南城市は、天帝から国づくりを命じられたアマミキヨが、海上の浄土から渡来し最初に上陸した場所であり、また、国づくりの基盤である稲作発祥の場所など有史以前の遺跡が数多く残され「琉球文化発祥の地」として知られています。さらに、沖縄に最初の統一国家を誕生させた英雄、尚巴志を輩出した「琉球王国礎の地」でもあります。琉球王国のころから特別な地とされ、琉球最高の聖地である世界遺産「斎場御嶽」をはじめ、多くの聖地が集まる場所となっております。
合併によって本来のまとまりを取り戻した南城市は、超高齢社会など新たな時代の到来を踏まえ、先人達から受け継いできた文化や自然の恵みと共存しながら、その中で人々が互いに支えあって生きる地域コミュニティという南城市らしさを活かした「ちゃーGANJU city 構想」の実現に向け、戦略的な展開を図っています。
歴史が育んできた独自性に立ち、「原点への回帰」をまちづくりのテーマとして「日本一元気で魅力ある南城市」の実現に全力を傾けてまいります。
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