1. 福祉の担い手不足や高齢者の外出支援を議論。地域ケア会議(2022/03/16)

福祉の担い手不足や高齢者の外出支援を議論。地域ケア会議(2022/03/16)

最終更新日:2022年03月23日

安心して地域で暮らし続けるために、市民や福祉に携わる方々にご参加いただき、南城市地域ケア会議を開催しました。住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築の実現に向けた取り組みです。

  • 南城市地域ケア会議 生活支援体制整備事業 第1協議体・包括ケア会議
  • 南城市地域ケア会議 生活支援体制整備事業 第1協議体・包括ケア会議

南城市では「南城市生活支援体制整備事業」の中で、3つの層に分けた協議体で地域課題の議論を進めています。この日は市域全体を議論する第1層協議体。このほかに、中学校区圏域・生活圏域ごとに開催する第2層協議体、自治会や各種団体ごとに開催する第3層協議体があり、各層の取り組みも報告されました。

  • 南城市地域ケア会議 生活支援体制整備事業 第1協議体・包括ケア会議
  • 南城市地域ケア会議 生活支援体制整備事業 第1協議体・包括ケア会議

報告のあと、2つのテーマに別れて議論。地域のニーズや実情の把握、ネットワーク作りを担う4名の生活支援コーディネータからの報告を交え、「地域福祉の担い手不足」「高齢者の外出支援」について参加者が議論しました。

  • 南城市地域ケア会議 生活支援体制整備事業 第1協議体・包括ケア会議
  • 南城市地域ケア会議 生活支援体制整備事業 第1協議体・包括ケア会議

「担い手不足」のグループでは、子どもの頃から福祉への関心を高めていくなど長期的な視点のほか、井戸端会議のような地域の人々が情報交換をする場づくりの必要性が挙げられました。「外出支援」については、ボランティアから事故があった際の責任に不安の声が聞かれるとの報告があり、ボランティア保険の範囲を確認する必要性など基本的なことや、出張型のデイサービス、Uberのようなライドシェアのアイデアも挙げられました。

会議の松原正太委員長は「社会福祉法人は広域的な取り組みが推進されており、保育園が一人暮らし高齢者を訪問する取り組みを行なっている。他にも社会福祉法人が所有する車両などの資源を広域的に活用できるのでは」と、福祉の領域や組織を超えた取り組みが、課題解決につながる期待を語りました。

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