1. 車いすマラソン喜納翼さん 福祉講演(2020/12/04)

車いすマラソン喜納翼さん 福祉講演(2020/12/04)

最終更新日:2020年12月09日

車いすマラソン日本記録保持者の喜納翼さんの講演会が玉城小学校の体育館で開かれました。同講演は南城市社会福祉協議会の福祉教育の一環で、参加した3年生は事前にパラスポーツについて学習を行なっています。
 

  • 車いすマラソン喜納翼さん福祉講演(2020/12/04)

    喜納翼さん

  • 車いすマラソン喜納翼さん福祉講演(2020/12/04)

    写真や映像で競技を紹介


小学4年生からバスケットボールを始めた喜納さんは、中学、高校、大学まで競技を続けていました。大学生の時に、ウェイトトレーニング時の怪我で下肢完全麻痺となり、車いすの生活を余儀なくされました。
 
車いすバスケの漫画を愛読していた喜納さんは、生活一変したことへの不安は少なかったそうで「情報があれば不安は少なくなる。小学校でいろんな本や漫画を読んでいれば何かあったときに役立つ」と、自身の体験と重ねて語りました。
 
周りに支えてもらいながらリハビリを続け、最初は車いすバスケをしていたそうですが、コーチのすすめで2016年からマラソン競技をスタート。国内外の大会で好成績を残し、2019年に日本記録とアジア記録を更新し、世界ランク4位のトップ選手となりました。
 
新たな競技に挑戦できるのは周りの支えのおかげと語り、コロナ禍で大変ないまだからこそ「チームメイトや友達、家族など身近な人を大切にしてほしい」と呼びかけました。
 
最後に喜納さんは「できること、やれることから。いろんなことに興味を持って。友だち、仲間を大切に。『ありがとう』の気持ちを忘れずに。」と子どもたちへメッセージをおくりました。