最終更新日:2024年07月16日
知念中学校の3年生は、「地域・企業からのミッションに挑戦しよう!」をテーマに、PBL(プロジェクト型学習)授業で新たな特産品開発に取り組んでいます。南城市観光協会の平良幸松さんと大城翼さんが講師を務め、2年間かけて進めているこのプロジェクトでは、昨年度の授業で出した6つのアイデアから、商品化へ向けて「トビイカせんべい」と「久高島の塩ちんすこう」の2つに絞りました。
商品化へのスケジュールを説明する観光協会の平良幸松さん
商品化へ向けて真剣に話し合う生徒たち
今回、生徒たちの意見をもとに同協会が「久高島の塩ちんすこう」を試作し、生徒たちは初めて試食。食感や味の方向性を確認しました。「トビイカを使ったせんべい」については、大城さんが市内の事業者と掛け合い、試作を重ねていく予定です。
塩ちんすこうの試作品を試食
味の感想や意見をタブレット端末で集計
9月には両商品の試作を完成させて、商品の調査研究を担当する生徒が、10月の「沖縄の産業まつり」会場で試食を兼ねたアンケートを取る予定です。最終目標は、11月に開催の「南城市まつり」でのお披露目と販売を目指します。
塩ちんすこうチームのリーダーに選ばれた島袋椛暖さんは、「みんなの意見を取り入れながら、自分たちらしい商品を作っていきたい」と意気込みました。平良さんは、「こちらも急ピッチな作業となるが、できる限りのことはしていきたい」と語りました。