1. 帝京大サッカー部が2年連続の南城合宿。ムラヤーで絆を深める(2019/03/0/09-03/16)

帝京大サッカー部が2年連続の南城合宿。ムラヤーで絆を深める(2019/03/0/09-03/16)

最終更新日:2019年03月18日

3月9日から16日にかけて、帝京大学体育局サッカー部が観光交流・防災機能拠点施設『前川むらやー』(公民館)に宿泊し、南城市陸上競技場で合宿を行いました。同チームの合宿は昨年に引き続き2年目です。

1年生から3年生の部員30名はむらやーで寝泊まりと朝昼晩の食事をとり、午前と午後の練習は陸上競技場まで歩いて移動するスケジュールで合宿を行いました。食事は、沖縄そば金太郎、うちのやまち、カフェくるくま、三大食品などの市内の飲食店が協力しています。

全員が一緒の場所で寝泊まりする合宿はあまりないそうで、一つ屋根の下で寝食を共にし、練習や移動も一緒に行動することで同じ時間を共有し、コミュニケーションを密にとれているそうです。

溝尻キャプテンは「就寝までの時間はサッカー以外の話題もあがり、学年を超えてチームメイトとしての信頼関係が築かれるので、チームで戦うことが自然に強化できます」とむらやーでの合宿の意義を語りました。

合宿では練習や対外試合のほか、市内の少年サッカークラブの子ども達を招いてのサッカー教室も開催しています。

同サッカー部の田村監督の『サッカーだけではなく、人との関わりを持たせて成長させたい』という考えに共感し、昨年から合宿をコーディネートしている一般社団法人TEAMたまぐすくの金城代表は、「監督の想いとTEAMたまぐすくの理念、南城市のムラヤー事業、そして地域が連携した合宿。1週間ずっと一緒にいるので、合宿が終わり選手を送り出す時は目頭が熱くなります」と優しい笑顔で語りました。

昨シーズン、チームは東京都大学サッカー連盟の2部リーグに降格したものの、南城市での合宿の成果もあり1年で1部に復帰しました。今年の合宿でも絆を深めたチームは、新たなシーズンに挑みます。

チームを受け入れた前川区の當山区長は「帝京大サッカー部の合宿は、観光交流拠点施設としてのむらやーのモデルとなる形。これからも様々な形での利活用をすすめていきたい」と期待を寄せました。

(写真の提供:TEAMたまぐすく)