1. 令和3年度 南城市施政方針

令和3年度 南城市施政方針

  1. 令和3年度 南城市施政方針
目 次

はじめに

1.市政運営の基本姿勢

2.令和3年度の重点施策について
(1)新型コロナウイルス感染症対応について
(2)子育て支援について
(3)男女共同参画について
(4)健康(幸)・福祉について
(5)地域ブランド力の強化について
(6)インフラ整備について

3.令和3年度の主要施策について
(1)ひとが育つ
(2)ひとが活きる
(3)くらしの質が高まる
(4)地域が元気になる
(5)まちが整う

4.令和3年度行財政改革について

5.令和3年度当初予算について

むすびに
 

はじめに

 令和3年3月議会定例会の開会にあたり、まず市政運営にあたっての私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 私は、常に「市民の声でまちづくり」をモットーにして市政運営に努めてまいりましたが、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症の影響により、市民説明会等を開催できないなど重要政策の実現にも影響が出ております。令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染防止と経済の両立を図りながら、市民生活の向上に努めてまいります。これまで同様、常に市民目線に立った市政運営を心がけ、市民が主役の南城市の実現に努めてまいります。

 令和2年度は、懸案だった大里地区の幼稚園統合について南城市総合保健福祉センター施設へ設置することを決定しました。当該施設を利用している市民の皆様へは、ご負担をおかけしたことについてお詫びを申し上げますとともに、これからも利用者の代替施設の確保に万全を尽くしていきたいと考えております。

 市立幼稚園の認定こども園移行については、令和2年3月の市民説明会のあと、専門家や保護者、関係者などとの意見交換を実施してきました。総合的に検討した結果、公立認定こども園を1園、公私連携型認定こども園を3園にするという結論に至りました。

 令和3年度は、児童館の未整備地区への設置に向けて引き続き取り組むとともに、就学援助制度の認知度向上や障がい者や生活弱者支援、高齢者福祉などの政策実現に取り組むなど、具体的な事業実施にむけた取り組みを推進してまいります。

 また、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐっては、県政の重要な政策である辺野古の工事阻止に向け、引き続き玉城デニー知事と連携していく所存であります。

 このような状況の中、市政を担って任期最終年となりますが、新型コロナウイルス感染症から市民を守ることに全力を尽くすとともに、市民と約束した公約の実現に向けて最大限努め、初心を忘れることなく、南城市民であることに誇りと生きがいを感じられるよう持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの理念に基づき、誰一人取り残さないまちづくりを推進することに全身全霊で取り組んでまいる所存であります。

1.市政運営の基本姿勢

 市政運営にあたっては、新型コロナウイルス感染症から市民の安心安全や暮らしを守ることを第一と考え「市民の声でまちづくり」をモットーに、市民が主役の南城市実現のため令和3年度に重点的に取り組む重点施策と、第2次南城市総合計画に掲げる5つの基本方針に基づき取り組む主要施策を柱として、まちづくりを推進します。

2.令和3年度の重点施策について

(1)新型コロナウイルス感染症対応について 

 新型コロナウイルス感染症防止については、活動自粛に伴う家計負担や地域経済の影響を鑑み、コロナ禍での新しい生活様式に市民や事業者の皆様が対応できるよう各種支援事業を実施してまいります。

 新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種が医療従事者や高齢者を皮切りに随時行われることとなりました。多くの市民が接種できるよう接種体制を整え取り組んでまいります。

 また、令和3年度は、新たに保育施設職員のPCR検査事業を実施します。

 新型コロナウイルス感染症に対応した学校運営のため、手洗いや咳エチケット、換気といった基本的な感染症対策に加え、身体的距離の確保といった「新しい生活様式」に取り組んでまいります。

 さらに、大規模災害等の発生時に備え、避難所等における避難者への間仕切りテントを活用した感染症対策も準備してまいります。

(2)子育て支援について 

①“子どものまち宣言”で子育てのまち南城へ

 令和3年度は、全ての子どもに向き合い、まちのみんなで力を合わせ子どもを育てる優しいまちづくりを推進するため「南城市こどものまち宣言」を行います。

 5月に予定している宣言をきっかけとして、本市の子ども達がつくりあげた宣言に掲げる未来の実現に向け、家庭、地域、企業、行政、市民が連携し、こどものまち推進施策を展開します。推進施策の実施にあたっては、子ども達が主体となる又は参画する視点を大切にし、子どもの権利を尊重しながら、子ども達と共に考え成長できるまちづくりの実現を目指します。

 地域全体で子どもの成長や子育てを支える環境づくりに向けて、市立幼稚園の認定こども園への移行準備や、児童館未整備地区である玉城と船越小学校区への児童館設置に向けた準備に取り組むとともに、令和3年度より学校の地域連携室等を活用した「放課後子ども教室」、公民館や公共施設等を活用した「おでかけ児童館」等の新たな居場所づくりに取り組んでまいります。

 子ども医療費助成制度の拡充については、令和4年度から通院の対象年齢を現在の就学前から中学校卒業までに拡大することとし、実施に向け取り組んでまいります。

②“市民協働”で教育のまち南城へ

 学校が地域住民等と目標やビジョンを共有し地域と一体とって子どもたちを育む「地域とともにある学校づくり」の推進を目的に、令和4年度に小学校へコミュニティ・スクールを導入するための準備委員会を立ち上げ、導入に向け調整していきます。

 学校と保護者や地域の皆さんが、ともに知恵を出し合い学校運営に意見を反映させることできるこの仕組みを生かし、協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え、地域と一体となり特色ある学校づくりを進めていきます。

(3)男女共同参画について 

“男女共同参画”で栄えるまち南城へ

 本市は、県内11市の中で女性の管理職への登用率が低い状況となっています。まちづくりの課題として令和2年度から所管を企画部へ移し、男女共同参画の推進に取り組んでおりますが、引き続き市内の各種団体とも連携し、男女共同参画都市宣言のまちに相応しい取り組みを協働推進します。

 令和2年度に女性の就農者の確保・育成と、職業として農業を選択する女性の増加を図ることを目的に、南城市農業女子フォーラムを県内で初めて開催しました。令和3年度も引き続き開催し、就農女性のネットワークを広げ、就農への新たな課題等に適切に対応し就農支援を積極的に進めてまいります。

(4)健康(幸)・福祉について 

①“ひやみかち精神”で健康(幸)のまち南城へ

 市民の健康の保持・増進および医療費の適正化の実現には、予防対策が重要ですが、自分自身の健康状態を知る第一歩となる特定健診受診率が、約42%と過半数に満たない状況にあります。引き続き受診率向上に向け取り組むとともに、脳血管疾患・心臓血管病・糖尿病等の生活習慣病重症化予防対策を重点課題として取り組んでまいります。また、「南城市健康づくり推進員連絡協議会」とも連携をとりながら市民の健幸づくりに取り組んでまいります。

 生活保護法改正により、令和3年1月から被保護者健康管理支援事業を実施しております。医療扶助適正支援員を中心に被保護者の生活習慣等の改善や健康管理に対する支援に取り組み、早期からの疾病予防、重症化予防等に努めます。

②“ゆいまーる精神”で福祉のまち南城へ

 これまで長年にわたり社会の進展に寄与されてきた高齢者が、いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう「がんじゅう教室」や「シニア健康塾」など各種サービスを活用し、在宅医療・介護・予防等の生活支援が一体的・包括的に提供できるよう引き続き取り組んでまいります。

 認知症、身寄りのない独居高齢者、虐待対応など、特別な支援を要する高齢者等については、関係機関と連携し相談・支援体制づくりに努めてまいります。

 また、食事の提供や学習支援については、4地域にある子どもの居場所への運営支援を継続し、学校や地域との連携強化を図ってまいります。支援策として、日本郵便株式会社及び南城市社会福祉協議会との連携による貧困対策に関する協定についても実施に向けて検討してまいります。

(5)地域ブランド力の強化について 

“食”のまち南城へ

 本市は、豊かな自然や歴史と文化、温暖な気候に育まれ、さやいんげん、オクラ、ゴーヤー、マンゴーや薬用植物が拠点産地認定を受けており、基幹作物のサトウキビを中心に野菜、熱帯果樹、花卉園芸、畜産業、沿岸漁業など一次産業が盛んな地
域となっています。

 これら豊富な食材を生かした「南城市フードフェスタ」など、食のイベントを開催してまいりました。
 令和3年度は、3月1 日に供用開始した公共駐車場も活用し「食のまち南城」として市内外に発信し、地域の活性化を図ります。

(6)インフラ整備について 

①“生活インフラ整備、防災力強化”で住んで良いまち南城へ

 本市の将来のまちづくりの根幹である南部東道路は、令和3年3月に南城大城ICから南城佐敷・玉城ICまでの4工区が供用開始予定となっています。引き続き国や県等の関係機関と連携しながら、早期開通に向けた取り組みを行うと同時に、つきしろICから東部地域への延伸について協議を続けてまいります。併せて南部東道路へアクセスする市道整備を推進してまいります。

 また、冠水被害の解消については、新たに大城から前川までの雄樋川の浚せつ事業と佐敷の与那嶺原地区の排水路の改修事業を行います。

 災害に強いまちづくりについては、令和3年度緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練が、南城市公共駐車場をサテライト会場として開催されることが決定しました。九州各県の緊急消防援助隊と地元消防、その他関連機関と協力し、大規模災害発生時の応援体制や受援体制の確認などの訓練を通して、本市の防災活動拠点としての機能強化に努めます。

 また、土木建築部を2課から3課に増設し、事務の効率化及び道路など都市基盤の構築を推進し、将来にわたり安全で安心して暮らせるまちを目指してまいります。

②“民間活力”で古きと新しきフュージョン(融合)のまち南城へ

 限られた経営資源の中で、良質で持続可能な市民サービスを提供していくためには、斬新なアイデアやノウハウを有する民間事業者との連携が必要不可欠です。既に取り組んできた指定管理者制度、民間提案制度などの手法に加え、サウンディング型市場調査、連携協定、実証実験などあらゆる取り組みを積極的に採用し、従来の手法や発想にとらわれない持続可能で良質な市民サービスの提供に努めてまいります。

 AI及びRPAなどのICTを活用し、定型業務や単純作業など効率化できる業務について、業務プロセスを自動化し行政における「新たな働き方改革」の実現を念頭に庁内業務の効率化・省力化を図り、業務改革を進めることで市民サービスの向上に努めます。

 令和2年度から実施しているデジタルアーカイブ事業については、作成した文化遺産や古写真、古文書等の文化資源のコンテンツを、教育現場での活用や広く市民に公開する事で、南城市民としての誇りを醸成し、市民性教育の推進を図ってまいります。併せて、ウェブ上で公開することで観光客の誘客にもつなげてまいります。

3.令和3年度の主要施策について

(1)ひとが育つ 

 安心して妊娠・出産・子育てができるよう、子育てや家庭等におけるさまざまな相談について、各種相談員を配置し、適切な支援が実施できるよう連携を図りながら対応してまいります。

 令和2年度より児童館の午前中の時間を活用し、家庭保育の未就学児や保護者交流の場として子育て広場を開始いたしました。子育て世代が孤立しないよう、気軽な交流等が行える場として支援体制の強化を図り、令和3年度以降も引き続き実施してまいります。

 待機児童対策に向けた取り組みについては、将来的に就学前児童数の減少が見込まれることから、新たな園整備については慎重に判断し、既存の認可保育所の定員増や保育士の確保に向けた「就職支援給付金」等の市独自の支援策を継続してまいります。

 特別支援教育では、作業療法士が各学校を巡回するなど、個々に応じた最適な対応に努めます。

 学習支援員の配置については、生徒数の最も多い大里南小学校へ追加配置し、更なる学習環境の改善を図り学力向上につなげてまいります。

 生活困窮世帯への支援については、引き続き住居確保給付金、一時生活支援事業等の実施など、状況に応じた支援を実施してまいります。

 就学援助制度については、引き続き制度に基づいた支給を実施してまいります。また、各中学校区にスクールソーシャルワーカーを配置し、子どもの貧困などの未然防止、早期発見、迅速な対応を行い、子ども達の置かれた様々な環境に働きかけて支援を行ってまいります。

 ひとり親世帯、多子世帯、養育者世帯、生活困窮世帯に対して引き続き支援体制の強化に努め、保護者の育児負担軽減及び子どもの発達促進を図るための取組を推進します。

 児童虐待防止については、年間を通して市民や関係機関等への周知を図るとともに、学校や地域での見守りや支援体制のさらなる充実強化を図り、未然防止に努めてまいります。

 放課後児童クラブについては、子どもにとっての安心安全な環境の提供が重要であるため、引き続き運営費等の補助を行い質の向上を図るための支援を行ってまいります。

 外国語教育については、教育課程特例校の推進、JET、ALT事業の充実、英検受験補助等の実施などそれぞれの取り組みを相乗的に関連させ充実を図ってまいります。また、留学経験を通して青少年の学習意欲を高め、海外留学等を促進し、言語力と国際感覚を身につけた人材と次代を担うリーダーを育成するために、海外短期留学や交流事業を実施いたします。

 令和2年度は、1人1台端末及び高速大容量ネットワークの整備を行っておりますが、活用を推進していくためICT支援員を配置し、学校現場におけるサポート体制の強化を図ってまいります。

 公共図書館については、ステイホームで自宅学習する機会の多くなった就学児童や子育てや介護をされている方など様々な理由により来館が難しい方へ向け、電子図書館サービスを行い公共図書館の機能強化を図ってまいります。

 教育施設の整備については、大里中学校校舎等整備工事を引き続き実施するとともに、大里幼稚園改修工事と馬天小学校改築工事の設計業務に着手してまいります。

(2)ひとが活きる 

 本市の1月末日人口は44,963人となっており、まもなく4万5千人に到達します。「南城市人口ビジョン」に掲げる5万人達成に向け、引き続き三世代同近居世帯へ支援するなど、定住人口拡大に努めます。今後は、地域コミュニティの活性化に寄与できているのか、市内の人口バランスに配慮できないか検証作業を行い、本市の魅力の源泉である地域コミュニティ強化に努めてまいります。併せて、若年世代の定住や少子化対策の一環として、新婚世帯の住居費や引越し費用の一部を補助する「結婚新生活支援事業」に引き続き取り組んでまいり
ます。

 市民が主役の協働のまちづくりを推進するため、なんじょう市民活動支援センターを拠点として、市民及び市民活動団体等とのネットワーク構築、相談業務並びに地域リーダーの育成等に取り組んでまいります。

 高齢者については、市老人クラブ連合会、各自治会等の老人クラブへの助成や、老人クラブとの連携により、会員の地域交流、生きがいづくり、健康保持・増進を行うことを支援してまいります。

(3)くらしの質が高まる 

 地球温暖化対策として、これまで公用車に電気自動車やハイブリット自動車の導入及び公共施設の照明や自治会管理の防犯灯のLED化など、継続的に省エネルギー化を図る対策を行ってまいりました。令和3年度においても省エネルギー化を図ると共に、低炭素社会の構築に向けた意識啓発を実施してまいります。

 障がいを持っている方が生まれ育った地域で暮らし続けられるよう、関係機関と連携し地域生活拠点の充実に努めてまいります。

 尚巴志ハーフマラソンは、九州で最大規模のイベントに成長しております。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大により延期となりましたが、令和3年度は、ランナーや関係者の安心安全を第一に感染症対策を取り入れた新たな運営方式を採用し、これまで以上に市民や参加者から親しまれる大会を目指してまいります。

 本市の文化芸術振興拠点である南城市文化センター、愛称シュガーホールについては、市民が文化芸術に触れる機会としてセンター自らが主催する文化事業を開催するとともに、貸館としての利活用を推進してまいります。

 また、奥武島の貴重な伝統行事・芸能等の文化を保存継承する目的として、地域文化の活動拠点及び資料展示を有する奥武区文化振興施設を整備し、保存継承活動をとおして世代間交流と地域コミュニティの強化を図ります。

 斎場御嶽は世界遺産登録20周年を迎える中、多くの来訪者による参道石畳の摩耗や豪雨等による土砂の流出等で緊急に整備が必要となっています。令和3年度は「斎場御嶽保存活用計画」に基づき「斎場御嶽整備基本計画」を策定し、同計画に基づき整備工事を行ってまいります。

 国民健康保険事業特別会計では毎年赤字が発生し、これを補填するために一般会計からの法定外繰入を実施してきました。国民健康保険事業を持続的に運営するためには、赤字を削減・解消することが急務となっております。赤字削減に向け、沖縄県が示す標準保険税率を参考に国民健康保険税率の見直しを検討してまいります。

(4)地域が元気になる 

 本市の農業を持続可能なものにするためには、基本となる人と農地の問題を一体的に解決していく必要があります。今後は、認定農業者を中心とした担い手へ農地の集積・集約化を図り、農業による生産力の拡充と規模拡大に向けた取り組みを進めてまいります。

 畜産業については、家畜排せつ物の処理が大きな課題となっており、令和2年度に循環型農業の実証調査を行い、関係者との意見交換会を重ねてまいりました。引き続き畜産農家・民間業者及び関係団体と意見交換を行い、課題解決に向け地域循環型農業を推進してまいります。

 水産業については、漁港施設の整備や更新を行い、漁業者就労環境の改善に取り組んでまいります。

 なんじぃ鉱山の水溶性天然ガス・温泉水の天然資源の活用については、引き続き民間提案制度を活用した事業提案企業との協議を重ね、事業化に向けて検討してまいります。

 国際物流拠点産業集積地域への編入を目指す取り組みとして、企業ニーズの高い那覇空港自動車道沿線、南部東道路IC周辺などを中心とした産業用地の確保を行い、持続可能なまちづくりの発展施策として企業誘致を推進してまいります。

 ふるさと納税については、引き続き本市の知名度向上および地場産業の振興・支援に取り組むとともに、自主財源の確保に努めてまいります。ふるさと納税を通じて地元企業を支援し、交流人口の拡大や関係人口の創出に繋げ、本市を応援してくれるリピーターになってくれるファンを増やす努力をしてまいります。併せて企業版ふるさと納税制度の導入についても取り組んでまいります。

 令和3年度は、第4回南城市まつりを11月20日、21日に開催いたします。本年3月1日に供用開始の公共駐車場を活用した初の南城市まつりとして、会場をユインチホテル南城に移し、「交流機会創出による地域活性化」をコンセプトに市外からの来場者に南城市の魅力を十分に伝えるとともに交流を促進し、将来的な関係人口の増加を目指してまいります。また、本市の有する自然、歴史、文化、産業などの資源を活用し、まち全体が博物館という南城型エコミュージアムの概念を広く発信してまいります。

(5)まちが整う 

 今後の自治体運営において、その財政負担が大きな課題である公共施設の在り方について、平成28年度に策定された「公共施設等総合管理計画」は、令和3年度中に改訂版を策定する予定です。策定にあたっては、「南城市公共施設ファシリティマネジメント推進チーム」を中心に、最適な公共施設の在り方について鋭意取り組んでまいります。併せて、昨年度から新たな試みとして実施した民間提案制度についても引き続き取り組み、民間事業者のノウハウを最大限に活用した公共施設の利活用の幅を広げ、良質な市民サービスの確保に努めてまいります。

 市の都市拠点を先導する先導的都市拠点については、地域内のつきしろIC周辺において、組合施行による土地区画整理事業の準備を進めており、引き続き市の都市拠点地形成の実現に向けて取り組んでまいります。

 市内の移動手段を確保するために、Nバス及びおでかけなんじぃの運行を継続して実施します。キャッシュレス決済を導入するなど、地域公共交通網形成計画に基づく各施策を実施し、更なる利便性向上を図ります。

 下水道については、流域関連公共下水道区域の拡大及び大里地区の事業推進、老朽化した集落排水処理場機械設備等の更新を行い、維持管理費の軽減に努めると共に、下水道未接続世帯への接続推進を強化し健全な運営体制を目指してまいります。

 上水道については、今後も市民への良質な水の安定供給を図るため、水道施設の適切な維持管理及び耐震・免震管への更新を含めた整備を継続的に実施し、基盤強化に努めてまいります。

 情報政策の推進については、これまで広報誌や市ホームページ、QABデータ放送、コミュニティFM、フェイスブック等を活用し、南城市の行政情報等を発信してきましたが、令和3年度は、より利用者の多い「LINE」を新たに追加し情報発信の強化に取り組みます。

4.令和3年度行財政改革について

 沖縄振興特別推進交付金及び沖縄振興公共投資交付金の終了期限が迫る厳しい財政状況の中、さらなる行財政改革が求められています。

 行財政改革の指針となる「第4次南城市行政改革大綱」に基づき、情報技術の積極的な活用といった様々な施策を実施し、更なる市民サービスの向上と業務の効率化を図り、将来を見据えた堅実で持続可能な行財政運営に向け取り組んでまいります。

5.令和3年度当初予算について

 以上、申し上げました政策、施策を実行するため令和3年度当初予算は、
一般会計 24,309,256千円
特別会計    5,946,932千円
企業会計    3,304,886千円
     総 計 33,561,074千円 の規模となっております。

 歳入については、新型コロナウイルス感染症の影響で市税や使用料等が減少する見込みとなっております。歳入総額における自主財源の割合は依然として低く、地方交付税等に大きく依存した財政構造となっております。

 普通交付税については、合併算定替えからの段階的な縮減が終了し、令和3年度からは一本算定での交付となります。

 一方、歳出では社会保障費等の義務的経費は年々増加する傾向にあり、新型コロナウイルス感染症関連で市税収入の減少や例年にはない歳出も予想されることから、社会経済情勢の変化に対応し得る行財政運営が求められます。

 令和3年度の主な新規事業として、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となりました南城市まつり実行委員会支援事業、大里幼稚園の整備、馬天小学校校舎改築事業、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業等を予算計上しております。

 予算の編成については、市税の減収に伴い厳しい行財政運営が見込まれることから、事務事業の取捨選択に取り組み市民が将来に明るい展望が持てるような施策の展開を図ることを基本に予算を編成いたしました。

むすびに

 合併から15年が経過し、本市の将来像である「海と緑と光あふれる南城市」の実現に向けて、市民の皆さまと歩んでまいりました。

 令和3年度は、地方版総合戦略「第2期南城ちゃーGANJU CITY 創生戦略」のスタートの年でもあります。

 これまで申し上げました施策の取り組みを、行政のみならず市民の皆さまと協働で進めていくことが必要不可欠であり「市民の声でまちづくり」をモットーに、常に市民目線に立って「チャレンジなくして成功なし」の精神で全力で取り組んでまいります。

 以上、市政運営に臨む基本姿勢と、所信の一端を申し述べましたが、議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、令和3年度の施政方針といたします。


 令和3年3月2日

                  南城市長 瑞慶覧 長敏
 

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