1. 特産品を商品化して地域課題を解決。知念中2年生がアイデアを考案(2023/07/11)

特産品を商品化して地域課題を解決。知念中2年生がアイデアを考案(2023/07/11)

最終更新日:2023年07月12日

『地域・企業からのミッションに挑戦しよう!〜「困った」を「ハッピー」に変える』をテーマに、知念中学校2年生を対象にした企業ミッション型PBL授業が行われています。PBLとは、Project-based Learningの略で、プロジェクト型学習のことです。課題解決型学習とも呼ばれ、プロジェクトや目標達成のために取り組む学習方法です。

今回は南城市観光協会の協力のもと、南城市の特産品を使った商品を開発して地域課題を解決するプロジェクトを、2年次から3年次にかけて行います。

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    授業の様子

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    グループでアイデアを出し合う

生徒はインゲンやオクラなどの農産物や、水産物のトビイカ・セーイカといった市の特産品の消費量を増やすことができる商品や、久高島を訪れた観光客向けのお土産などを開発していきます。

講師を務めた観光協会の大城翼さんは「たくさんのアイデアをみんなで出し合うことが大事。小さなアイデアでも磨くことでいい商品開発につながる」とアドバイス。同協会の平良幸松さんは「食べた人や買った人の心に残る商品を作ってほしい」と呼びかけました。

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    商品開発のコツを学ぶ

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    商品案を発表

この日はグループに分かれてアイデアを出し合い、素材(ジャンル)、ターゲット層、価格帯、保存方法、パッケージなどの商品設定を発表しました。

2年次での授業は6月から11月まで計5回行われます。11月は中間発表として企業を招き、それぞれのグループが考案した商品案をプレゼンテーションする予定です。
生徒は中間発表までの間に、スーパーなどに並ぶ沖縄産の商品を研究したり、観光協会へ足を運び講師に質問などをしたりして商品開発の内容を具体化し、3年次での商品化へ向けて自ら行動し取り組みます。

チーム名を『知念開発(株)』にしたグループでは、オクラのお茶漬けの商品案を発表しました。リーダーの佐々木蓮さんは11月の中間発表に向けて「沖縄の人に知ってもらう商品になるように、チームでがんばりたい」と意気込みを語りました。