1. 鎮魂と恒久平和を祈る。アブチラガマ慰霊祭(2023/06/23)

鎮魂と恒久平和を祈る。アブチラガマ慰霊祭(2023/06/23)

最終更新日:2023年06月23日

沖縄戦が終結して78回目の夏が訪れようとしています。6月23日の慰霊の日に合わせて、糸数区のアブチラガマにて『アブチラガマ慰霊祭』が執り行われました。感染症拡大の影響で、近年は関係者のみで開催していましたが、今年は4年ぶりに制限を設けず、区民など一般の方も参列しました。

  • 鎮魂と恒久平和を祈る。アブチラガマ慰霊祭(2023/06/23)

    御霊へ手を合わせる

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    正午の時報で黙祷

小雨模様の中はじまった慰霊祭。冒頭、あいさつをした神里留雄区長は、世界では戦争や紛争がまだ起こっていることを嘆き「戦争の悲惨さを子ども達にも伝えていかないといけない」と、静かに語りました。読経が始まると参列者は焼香をあげ、御霊に手を合わせました。

雨もあがり、正午の時報が鳴り響くと、参列者は一斉に黙祷し、鎮魂と恒久平和へ祈りを捧げました。

アブチラガマ指定管理運営委員会の仲村勝秀委員長は、多くの区民が参列したことに感謝を述べ「沖縄戦の状況を伝える方が少なくなっている。慰霊祭は絶やすことなく続けていきたい」と、次世代に継承する決意を語りました。