1. 奥武島で伝統的なサバニが完成 (2021/02/20)

奥武島で伝統的なサバニが完成 (2021/02/20)

最終更新日:2021年02月22日

漁業用サバニの伝統的な建造技術を継承している奥武島の嶺井藤一さんの指導のもと、お孫さんの尚人さんが造船したサバニの進水式が行われました。
 
この取り組みは沖縄美ら島財団が県内各地で実施しているサバニの特徴や造船技術に関する調査事業の一環で、約4ヶ月かけて完成しました。
 
造船期間中に産まれた尚人さんの娘さんの名前から「姿緒波丸(しおなまる)」と名付けられたサバニは、進水式で海に浮かび、帆で風を受けることができました。
 

  • 奥武島で伝統的なサバニが完成  (2021/02/20)

    嶺井さんご家族とサバニ

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    進水式の様子


無事に船が完成して「ほっとしている」と胸を撫で下ろした尚人さんは、「とても勉強になった。機会があればまた造ってみたい」と、伝統技術の継承に意欲をみせました。
 
進水式を見守った藤一さんは「船は上等にできている」と太鼓判を押し、「しっかり船を造ることができる」とお尚人さんに成長に目を細めました。