新型コロナウイルス感染症の影響で、各地の伝統芸能が中止を余儀無くされています。
昨年、結成40周年を迎えた堀川青年会も、エイサーと道ジュネーの開催をすすめていましたが、8月1日の県の緊急事態宣言を受けて中止にせざるを得ない状況になりました。

打ち上げ花火（提供画像）

1年の一大行事がなくなり、気落ちする地域を若い世代で盛り上げようと、青年会とOB会が『コロナ終息祈願』の打ち上げ花火を企画しました。
 
短期間での準備となりましたが、青年会とOB会を合わせて15名ほどのメンバーで市内外の企業をまわり資金を集めに奔走しました。
花火業者と調整しての最短の期日を導き出し、9月の連休最終日に75発の花火を打ち上げました。

3密を避けるため、区民には打ち上げる時刻のみ伝え、打ち上げ前には玩具用の打ち上げ花火25発で区内に知らせました。
 
区民や区長から「よかった。大成功だね」と報告を受けたOB会の嶺井博和会長は「区外から『堀川区はすごい』と反響もありました」と声を弾ませ、「来年こそはエイサーをやりたい」とコロナ終息へ期待を込めました。