最終更新日:2018年11月28日
仲伊保区、屋比久区、外間区、冨祖崎区の4区共同で使用していた龕(がん)の供養祭が、仲伊保区にある龕屋で執り行われました。
龕とは、お葬式の時に故人を家からお墓まで運んでいた装具で、火葬が一般的になる戦前まで使われていたそうです。戦争での紛失や、葬儀の形式などが時代と共に変わっていったため、いまではほとんど見られなくなっています。4区でも昭和30年から31年頃を最後に使われなくなったそうです。
龕を保管していた龕屋は、戦前は別の場所にありましたが、戦後に現在の個人所有地に移されました。屋比久区の龕と、その他の3区の龕を納める2つの龕屋が並んでいます。
供養祭では4区の区長や関係者が集まり、役目を終えた龕に感謝の気持ちを込めて手を合わせました。