最終更新日:2019年12月19日
ツルヒヨドリは、驚異的な繁殖力を持ったつる性の植物です。一つの株を放っておくと、1年間で25m四方に広がってしまうため、農作物にも大きな被害を及ぼす可能性があります。被害が出る前に、自身の所有する土地や建物は自身で防除していかなければなりません。
この植物を栽培したり、拡げたりすることは、法律によって禁止されています。外来生物法に違反した場合、最高で個人の場合3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられる場合があります。
種が付いている場合は飛び散らないように種子を先に取ってください。可能な限り種を飛散させず、根を残さないよう丁寧な抜き取り作業を行う必要があります。抜き取ったツルヒヨドリは袋に入れて、密封した状態で焼却処分しなければなりません。ツルヒヨドリの根や種子を含む土砂をほかの場所に移さないように注意してください。
ツルヒヨドリ、ツルドクダミ、クロミノオキナワスズメウリの3種はよく似た葉で、縁がギザギザしています。葉脈の入り方が見分けるポイントです。
参考資料