最終更新日:2026年10月08日
なんじょう市民大学で、大城憲幸市長が講話を行いました。市長は、南城市の都市計画や拠点整備、地域コミュニティの活性化などについて説明し、受講生と意見を交わしました。


市長は、平成18年の合併から20周年を迎えた南城市の歩みを振り返り、平成22年に那覇広域都市計画区域から離脱し、独自の「南城都市計画」を策定した経緯を紹介。「自然を守る地域と、住宅や産業などの都市機能を充実させる地域を明確に分けたことで、人口増加につながりました」と説明し、市の人口が合併当初の約4万800人から約4万7,300人へと増加したことを紹介しました。
続いて、市全体のまちづくりを牽引する「先導的都市拠点地域」について説明しました。南部東道路の南城佐敷・玉城IC周辺では、図書館・書店機能や子どもの遊び場、健康増進機能などを備える多機能複合施設「まちづくり交流拠点施設」の整備を計画しています。
一方、コストコが立地する南城つきしろIC周辺では、商業・産業機能の集積を進めており、農畜水産業と観光を結びつける「農畜水産物利用促進拠点整備事業(NOLL南城プロジェクト)」も推進しています。市長は「農畜水産業は南城市の大切な産業。生産者がしっかりと収益を上げられる仕組みをつくり、観光とも結びつけながら、新しい産業の形を生み出していきたい」と展望を語りました。
また、地域コミュニティの活性化を目指す「ムラヤー構想」にも言及。「公民館を中心に、子どもから高齢者まで世代を超えて集まり、交流できる場所を大切にしたい」と述べ、自治会や公民館を地域づくりの拠点として支援していく考えを示しました。


講話の終盤、市長は「リーダーとして大切なのは、未来への責任です。食料やエネルギーの自給率を1%でも2%でも高め、30年後、40年後も持続可能な南城市を、次の世代に引き継いでいかなければなりません」と、まちづくりにかける思いを語りました。
質疑応答では、受講生から一次産業の担い手確保や、観光振興と地域文化・環境保全の両立について質問が寄せられました。


一次産業の担い手について、市長は「地元の皆さんはもちろん、外から新しい視点や経験を持った方々にも南城市の魅力を感じ、一次産業に携わっていただきたい。財政には限りがありますが、その分、知恵を絞りながら取り組んでいきたい」と回答しました。
また、観光振興と文化・環境保全の両立については「観光客が訪れることで地域が潤い、住民に喜ばれる産業でなければ意味がありません。先輩方が積み上げてきた歴史や文化を守ることも重要です」と述べ、地域住民や関係団体との信頼関係を大切にし、対話を重ねながら観光振興を進めていく姿勢を示しました。
