1. 津波古公民館で軽度認知障害(MCI)予防学習会(2023/06/13)

津波古公民館で軽度認知障害(MCI)予防学習会(2023/06/13)

最終更新日:2023年06月19日

『軽度認知症予防学習会』(主催:南城市健康増進課)が津波古公民館で開かれ、同公民館で体操やダンスを行っているサークル『白ゆり会』のメンバー13名が参加しました。

津波古公民館で軽度認知障害(MCI)予防学習会(2023/06/13)

学習会の様子

学習会では市の保健師が講師となり、認知症のおよそ7割を占める『アルツハイマー型認知症』を例に、脳の部位『海馬』や『前頭葉』などが萎縮して、認知症の症状が悪化するメカニズムを分かりやすく説明しました。

この加齢による脳の変性は、認知症が発症する20年以上前から始まっていて、年相応以上の物忘れが増えたりする時期を『軽度認知障害(MCI)』と定義されています。MCIの時に対処することで、現状維持もしくは正常な状態に戻すことができるとされ、そのためには高血圧や糖尿病等をうまくコントロールすることや、運動や食事を見直し、質の高い睡眠を心がけるなど生活習慣を改善することが重要と話しました。

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    1日に必要な野菜の量をサンプルで紹介

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    簡単レシピをパネルで紹介

参加者は日頃から運動をしていて、生活習慣に気をつかっている方が多いことから、今回の学習会は「食」を中心に展開されました。沖縄県の食の特徴として、全国と比べて野菜や魚の摂取が少ない背景があることから、特に野菜と魚に焦点を当てました。脳神経を守ってくれる食べ物として、ブロッコリーや小松菜、からし菜(シマナー)などのアブラナ科の野菜が紹介されました。さらに、認知症予防に効果があるとされる魚由来の脂肪酸EPA・DHA(n-3)が多く含まれ、手軽にとれるサバ缶やイワシ缶も紹介されました。

質疑応答では、アブラナ科の野菜とサバ缶を使った簡単に作れるレシピが紹介されたほか、冷凍した野菜でも成分はほぼ同じになるなど、実生活ですぐに使える回答があがりました。

ゴーヤーなど季節の野菜を意識して食べているという参加者は、認知症予防には特にアブラナ科の野菜がいいということを受けて「野菜やサバ缶以外でも、認知症に効果がある食品を知りたい」と、食からの認知症予防に興味が湧いた様子でした。

 

南城市では高齢者やそのご家族が、住み慣れた地域でいつまでも自分らしく、安心して暮らし続けられるために、南城市地域包括支援センターを設置しています。認知症での困り事など、お気軽にセンターへご相談ください。

南城市地域包括支援センター

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※南城市地域包括支援センターの詳細は、下記のホームページをご覧ください。
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