1. 斎場御嶽周辺で自動運転EVバスの実証事業(2024/02/23)

斎場御嶽周辺で自動運転EVバスの実証事業(2024/02/23)

最終更新日:2024年02月26日

公共交通機関の運転手不足の解消と、交通弱者が安全かつ便利に移動できる新たなモビリティ確保を目指し、自動運転EVバスの実証事業が23日から斎場御嶽周辺で始まりました。この実証事業はNTT西日本が主催し、南城市は共催として協力しています。地域の課題解決と自動運転技術の進歩を推進していく重要な一歩として、2月23日から29日まで、知念岬公園からがんじゅう駅・南城を経由し、緑の館(斎場御嶽)までの片道約800メートルの走行ルートで運行します。

斎場御嶽周辺で自動運転バスの実証事業(2024/02/23)

EVバスを前に記念撮影

知念社会福祉センターで開かれた開始式典で、市を代表して出席した當眞隆夫副市長は、別公務のため出席できなかった古謝景春市長の挨拶文を代読し、実証事業が「地域全体の活性化と、住みやすいまちづくりに寄与していく」と期待を込めました。NTT西日本沖縄支店の古江健太郎支店長は「市と連携しながら、地域住民や観光客の皆さまが安心して利用できる自動運転の取り組みを加速させたい」と挨拶しました。

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    走行するバス

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    車内の様子

式後には関係者が自動運転のバスに試乗したほか、市内の親子連れや子ども達も乗車しました。家族で乗車した児童は「静かで乗りやすかった。また乗ってみたい」と感想を語りました。

 

自動運転実証事業の概要

本実証では、走行ルート上にカメラやセンサーを設置することで、バス本体に設置されたセンサー・カメラでは確認できない距離にある走行ルートの状況をリアルタイムに把握でき、事前に走行ルートの安全性を評価してシステム上で通知します。システムによる自動運転走行から、運転以外の行為に従事している遠隔監視・操作者への運転切り替えを、安全性等十分に担保しながら行うためにはどのくらいの時間が必要かを検証します。