1. 幼児教育から小学校への移行をスムーズに。架け橋期研修(2024/01/30)

幼児教育から小学校への移行をスムーズに。架け橋期研修(2024/01/30)

最終更新日:2024年02月09日

令和5年度「南城市幼小連携事業」として、幼児期から小学校への滑らかな移行を目的とした「架け橋期カリキュラム研修」(主催:南城市幼児教育センター)を実施しました。

  • 架け橋期カリキュラム研修
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南城市幼児教育センターは、幼児教育の質向上を促進し、幼小連携を主な事業とする組織です。幼小連携とは、幼稚園や保育園などの幼児教育(幼)と小学校教育(小)を円滑に接続するため、幼児・児童の交流や、幼・小の職員が互いの保育・教育について学び合うなど、一人一人の幼児が小学校への期待を持ち、滑らかに小学校生活へとつなげるための取組です。

架け橋期は、義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生までの2年間を指します。幼児期の主体的な遊びの中での学びが、小学校でのわくわく楽しい探究的な学びに繋がるように、架け橋期に関わる先生方が互いの保育・教育を語り合い、共有することが大切です。この大切な期間に、幼児教育と小学校教育の連携を強化し、子どもたちの学びの過程を支えることが求められます。この架け橋期カリキュラム研修には、小学校の教諭と市内の幼児教育施設の保育者が積極的に参加しました。参加者は、各小学校区ごとに集まり、幼・小の参加者が同じテーブルに座りました。

研修の主な目的は、幼・小が互いの保育・教育を語り合い理解すること、目指す子ども像を共有することです。南城市幼児教育センターの與儀毅センター長(南城市教育委員会参事)が、幼児教育から小学校教育への接続に関するカリキュラムについて説明しました。

  • 架け橋期カリキュラム研修
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各テーブルでは、幼児教育と小学校教育において、目指す子ども像や、それに向けての具体的な活動内容を共有しました。この日は、佐敷および玉城地区の小学校区が参加し、知念および大里地区は翌日に実施しました。

参加者は、架け橋期プログラムシートをもとに、目指す子ども像(自立・協働・創造する子ども)に向けて意見交換をしました。幼児教育施設では、子ども達が夢中になって遊びこむための環境構成や援助をどのようにしているのか、また、小学校側は、各学校ごとに4月のスタートカリキュラムを作成しており、子ども達が安心して過ごせるためののんびりタイムやなかよしタイムの工夫などを話し合いました。さらに、地域・家庭と協力して、幼・小がどのように連携できるかなどについても意見交換をしました。