最終更新日:2023年11月24日
伝説や昔話、世間話など地域の方が伝え聞いた民話「ちてーばなし」を題材にした演劇が玉城小学校の体育館で開かれ、6年生が鑑賞しました。
この公演は、2022年に南城市教育委員会が刊行した『大里のちてーばなし』と、旧玉城村や旧佐敷町の教育委員会が過去に刊行した民話編の活用普及推進のため、民話を題材にした演劇を創作し、小学校で公演する「令和5年度民話劇学校アウトリーチ実施事業」として行われました。
今回の玉城小での公演では、県内で活躍する俳優グループ「演撃戦隊ジャスプレッソ」が、民話をもとに創作した3作品を上演しました。
1本目に上演された「奥武観音堂由来」は、名護市の羽地に祀られていた観音様が、病気の弟を救いたい青年の願いを聞き入れる代わりに「ここは私の本来の場所でではない。『奥武島』に移してほしい」と青年に依頼し、盗賊などから逃れながら観音様を南城市の奥武島まで運ぶ道中を描いた作品です。
この作品を観た荒瀬涼介さん(6年生)は「奥武島の観音様に民話があるとは思わなかった。いろんなことを乗り越えて奥武島に来たんだな」と感慨深げに語りました。
そのほか、「ハブの秘密」、「居眠次郎」の2作品も上演され、児童は楽しく民話を学びました。同事業では、1月に馬天小学校でも「ちてーばなし」を上演する予定です。