最終更新日:2020年01月09日
16才まで愛知県で育ち、その後家族でブラジルに移り住んだ理花さん。ブラジルの県人会に参加して、それまで「迷子」だったアイデンティティを見つけたと言います。
「先人たちに感謝し、次の世代にチムグクル(肝心)を伝えたい」
そんな思いで参加した海外移住者子弟研修。おじいとおばあの故郷である南城市で、わずか2ヶ月の間に学んだことは、琉舞、三線、組踊の唱え、島言葉など、沖縄のチムグクルの数々。
各伝統文化を教えた先生たちは、理花さんの真剣に取り組む姿勢や吸収の早さにびっくり。理花さんは「一日一日、皆さんとの出会いに感謝する日々でした」と振り返ります。
受入家族の新垣庸一(つねかず)さん・萌(もえ)さん親子が「長女や姉のように接してきました。地域の人々にいろんなことを教えてもらい、彼女はあたたかいものをもらって、ブラジルに伝えてくれるでしょう」と挨拶すると、理花さんの目からは涙があふれました。