最終更新日:2024年03月27日
感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れま
す。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳
炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われていま
す。死亡する割合も1000人に1人と言われています。その他の合併症として、
10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学
童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することも
あります。
感染すると、約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れ
ます。風しんの症状は、子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板
減少性紫斑病などの合併症が、2000人~5000人に1人くらいの割合で発生する
ことがあります。また、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて
長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
妊婦さんが妊娠20週頃に風しんにかかると、先天性風しん症候群とよばれる
お子さん(心臓に欠陥がある、目が見えなくなる、耳が聞こえなくなるなど)
が生れることがあります。