最終更新日:2023年01月20日
本市のコミュニティFM放送は、合併後の地域活性化の推進及び阪神淡路大震災を契機とした災害時の市民への情報伝達手段として、南城市が放送施設の基盤(送信所設備、演奏所設備)を整備し、民間が運営する「公設民営方式」を採用、放送運営事業者の公募の結果、株式会社FMしまじりにより平成25年2月に「FMなんじょう」が開局しました。
その後、平成30年2月、同社との契約終了に伴い「FMなんじょう」を閉局し、平成30年3月に「合同会社南笑事」が放送事業者となり「ハートFMなんじょう」として名称を変え、2番目の放送局として開局しました。
これまで市政情報や台風時等の防災、災害情報のほか、地域の様々な情報を発信する身近な放送局としての役割を担ってきました。
設立時にはラジオが主な情報伝達手段であった状況から、インターネット等の普及やSNS等、即時性のある情報伝達手段の多様化が進んでいること、ラジオの聴取率の低迷など社会状況や運営状況が大きく変化しました。
こうした中、本市では、コミュニティFM放送の継続に向け、放送運営事業者を広く公募しましたが、応募者がなく、また市民へ行ったアンケートでは聴取率が低い結果となり、継続の可能性を見出すことがかなわず契約終了の令和5年3月をもって放送事業を廃止することになりました。
市では令和4年4月にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進課を新設し、市民への情報共有や市民サービスの向上に努めており、今後も地域に密着した情報発信や伝達手段として、インターネットやSNSの活用等、引き続き技術革新も踏まえながら効果的な情報伝達手法を研究し、取り組んでまいります。