1. 飼い主のいない猫について

飼い主のいない猫について

  1. 飼い主のいない猫について

最終更新日:2019年12月25日

飼い主のいない猫への対策

飼い主のいない猫については、さまざまな相談が市に寄せられます。不適切な餌やりや不衛生なふん尿など、理由はさまざまです。また、猫は繁殖力が強いことから不幸な命が増えやすい動物です。

捕獲・処分して欲しいという相談もいただきますが、猫は法律で愛護動物と定められており、むやみに捕獲や処分を行うことができません。

このような飼い主のいない猫の問題解決のための方法として「TNR」といった活動があります。

「TNR」とは、T(トラップ:猫を捕まえて)N(ニューター:不妊去勢手術を行い)R(リターン:元の場所に戻す)といった、飼い主のいない猫を増やさないための対策です。手術を終えた猫からは子猫が産まれないため、頭数の抑制が見込まれます。

南城市では、飼い主のいない猫問題の解決方法として、自治会、ボランティア団体、動物病院にご協力いただき、平成30年度から「公益財団法人どうぶつ基金」が実施している「さくらねこ無料不妊手術事業」の支援を受け、行政枠手術チケットを利用し、市内の飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施し、耳の先を三角にカットした後、元居た場所へ戻しました。

地域に戻された飼い主のいない猫は、地域のボランティアにより、適切な方法で給餌し、トイレの設置やふん尿の清掃を行い、環境衛生問題が発生しないように管理をしていただいています。

行政枠利用実績

令和元年度(12月末実績) 手術頭数 85頭

 

※公益財団法人どうぶつ基金とは

動物の適正な飼育法の指導・動物愛護思想の普及等を行い、環境衛生の向上と思いやりのある地域社会の建設に寄与することを目的とする団体です。

 

飼い主のいない猫をなくしていくためのお願い

飼い主のいない猫は、過酷な環境の中で交通事故や感染症などの危険にさらされながら、懸命に生きている「命あるもの」です。しかし、不適切な餌やりや不妊去勢手術をしていない飼い猫の放し飼いをすれば、飼い主のいない猫を減らしていくことができません。

かわいそうだからと、ただ餌を与えるだけでは子猫が次々に生まれ、かえって不幸な猫を増やし、生活環境を悪くして、住民トラブルの原因にもなってしまいますので、適切な管理をしないのであれば止めるようお願いします。

また、飼い猫は屋内飼養が推奨されています。飼い主のいない猫を増やさないためにも、繁殖を望まない場合には不妊去勢手術をして適正な飼育をお願いします。

このページは生活環境課が担当しています。

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