最終更新日:2024年09月10日
リーダーのビジョンを共有し、南城市への理解を深めることを目的に、今年度の「なんじょう市民大学」の講座の一つ「市長講話」が、市役所1階の大会議室で開催されました。講話では「日本一元気で魅力あるまちづくりを目指して」というテーマのもと、学長である古謝景春市長が南城市の都市計画、ムラヤー構想、そして今後の南城市のビジョンについて語りました。
古謝市長は、市町村合併で誕生した南城市の初代市長に就任した当時を振り返り、「行財政改革を進めながら、日本一元気で魅力ある南城市をつくろう」との思いで、開発と環境保全を両立した独自のまちづくりを目指したことを説明しました。その一環として、那覇広域都市計画区域から離脱し、南城市単独の都市計画を策定した経緯を紹介しました。
さらに、「ムラヤー(公民館)を拠点にした住みよい地域づくり」を掲げた「ムラヤー構想」について触れ、「昔の良いところを掘り起こし、地域の特色に合ったムラづくりを進めていこう」と、地域社会の絆が希薄になっている現状を改善し、地域全体と個人の幸せを両立させる取り組みへの挑戦を語りました。
市長は受講生へ向けて「できないではなく、できるためにはどうすればいいのかを考え、知恵を結集してまちづくりにご尽力いただきたい」とエールを送りました。
市長講話を聞いた受講生はグループワークを行い、感想や意見を共有しました。その後、各グループから市職員の人材育成や、市の自然環境・景観等についての質問があがり、市長はひとつひとつ回答しました。