最終更新日:2022年09月02日
南城市(古謝景春市長)と株式会社おきでんCplusC(仲程拓代表取締役社長)は、ITを活用した高齢者みまもり体制構築実証事業に関する協定を締結しました。
同協定は、自治体における高齢者みまもり等の業務負担の増加や、高齢者のみまもりを行うご家族の時間的・経済的負担の増加を解決し、いつまでも元気で笑顔に満ちた暮らしができる社会の構築を目指すことを目的に、同社が県内自治体と結んでおり、南城市で8カ所目です。
今回の実証事業では「みまもりセンサー」と「みまもりタブレット」を提供し、プライバシーに配慮した高齢者の活動状況・睡眠の質・呼吸状況等のモニタリングを行い、離れて暮らす家族や地域支援者へデータとして提供する新しい「高齢者みまもり体制」を提案しています。インターネット環境がない家庭には、モバイルルーターも提供します。
市役所で行われた締結式で古謝市長は、高齢者の孤独死の未然防止や、認知症の方への支援の必要性をあげ「多様化・複雑化するニーズに対応するため、支援体制の強化が課題となっている。実証事業を通して本市の福祉向上につながっていくものと期待しています」と、協定締結に感謝を述べました。
仲程社長は、カメラやマイクを使わず、機器も身に付けない新しい見守り体制に「普段どおりの生活で見守ることができるサービス。高齢者とご家族に安心と安全を提供し、自治体の負担軽減と、地域や家族の繋がりを促進していきたい」と、あいさつしました。
今回の実証事業では、南城市内で50世帯のモニターを募集し、来年3月末までの実証試験を予定しています。同社では地域の公民館へ出向き自治会への説明会を開催するほか、SNSを通してのモニター募集を呼びかける予定です。