最終更新日:2026年01月29日
令和7年度 「第2回南城市幼保小連携事業架け橋期カリキュラム研修会」が、南城市役所1階の保健センターで開催されました。市内の小学校区から教諭と保育者が一堂に会し、子どもたちの幼児教育と小学校教育の「なめらかな接続」を目指して語り合いが行われました。
各小学校区の教諭と保育者が参加
意見を交わす参加者
研修の冒頭、南城市幼児教育センターの新垣典彦センター長から、「架け橋期カリキュラム」の意義についての講話がありました。新垣センター長は、文部科学省が推進する「幼保小の架け橋プログラム」に触れ、立場を超えた大人が「自分事」として連携・協働することの重要性を強調しました。また、「幼児期の『やってみたい』という学びの芽生えを、小学校で『分かった、できた』という学びの自覚化につなげていくことが大切」と述べ、幼児教育と小学校教育の手法は違っても、「子どもが安心して主体的に学びへ向かう力を育む」という目的は共通していることを再確認しました。
架け橋期カリキュラムの講話
活動例の発表
続いて行われた活動事例の発表では、大里こども園の花城雄太保育教諭と、大里北小学校の徳元えみ教諭が登壇しました。大里こども園では、子どもたちが色水遊びから発展して「ハンカチを染めてみたい」という願いをもつプロセスを報告。保育者が図書室の本や材料を絶妙なタイミングで提供することで、子どもたちの試行錯誤が深まった事例が紹介されました。一方、大里北小学校では、自然散策をして季節の移り変わりを体験する「あきみつけ」を通して、1学年だけではなく、子ども園の園児も巻き込んでの「あきランド」を実施した事例を報告。秋のおもちゃ作りをいつでもできる環境を整えるため、拾ってきた木の実や落ち葉を教室の近くに設置したほか、製作に必要な道具や図鑑も置くなど、子どもたちのアイデアを刺激する工夫などが語られました。
グループ協議の様子
発表をするグループ
後半のグループ協議では、「子どもが主体となって探究が深まっていくには」をテーマに、各グループで活発な意見交換が行われました。参加者からは、「大人が声をかけすぎず、子どもたちの失敗を見守る時間も大切」、「子ども同士がアイデアを出し合い、振り返りができる環境を作りたい」といった声が聞かれ、具体的な「環境構成」や「援助の工夫」について理解を深めました。
保育ドキュメンテーション展示の様子
「いいね!」と感じたポイントを付箋に記入
会場の一角では、各園の活動を記録した「保育ドキュメンテーション」も展示されました。参加者は付箋を手に取り、他園の環境構成や援助の工夫について学び取ったことや、「いいね!」と感じたポイントを記入し合い、学校や園を超えた学びの共有が行われました。
