最終更新日:2026年01月28日
大里中学校の体育館にて、同校の卒業生でアイスホッケー選手として活躍する渡久山勝炉希(とくやま かろき)さんを講師に招いた教育講演会が開催されました 。演題は『「越境」が教えてくれた逆境を乗り越える力 ~沖縄県出身選手としてのプライド~』です。
講演した渡久山勝炉希さん
多くの生徒から質問が寄せられた
渡久山さんは大里中学校を卒業後、競技のために単身、北海道の強豪・清水高校へ進学しました 。その後、立命館大学で主力選手として活躍し、現在はエクストリーム・アイスホッケー・リーグ(XHL)の「滋賀ブルーライズ」に所属しています 。
講演前日まで愛知県での試合に出場していた渡久山さんは、その足で母校へ駆けつけました。後輩たちに向け、沖縄から雪国・北海道へ渡った当時の苦労を述懐。「最初は厳しい言葉をかけられることもあり、1年生の頃には親に『帰りたい』と電話したこともあった」と、華やかな活躍の裏にある葛藤を率直に明かしました。
渡久山さんは自身の経験から、「環境や周りのせいにせず、自分の意志を大切にしてほしい」と力強く語りました。「実際に自分で行って、経験してみないと本当の世界はわからない。自分がどうしたいかを考え、一歩踏み出して自分の考えを発信し続けることで、チャンスは巡ってくる」という言葉に、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。
講演後半の質疑応答では、生徒から「アイスホッケーの魅力」についての質問があがりました。渡久山さんは、「氷上の格闘技」と呼ばれるアイスホッケーの身体のぶつかり合いの激しさや、時速150kmを超えるパックを体で止める勇気、スケーティング技術と駆け引きで体格差を補えることなどを挙げ、プロの世界の厳しさと醍醐味を伝えました。
最後には生徒代表から、「環境のせいにせず、自分にできることを考える大切さを学びました。受験や将来に向けて諦めずに頑張りたい」と感謝の言葉が述べられました。
夢を追いかけ、県外で挑戦し続ける先輩の姿は、大里中学校の生徒たちにとって、自身の未来を切り拓く大きな刺激となったようです 。
