1. 彫らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

彫らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

最終更新日:2025年12月12日

南城市産の琉球石灰岩を使ったリトグラフ(石版印刷)の授業が、久高小中学校の図画工作室で行われました。同小の3・4年生が参加。講師は、NHK朝ドラ「らんまん」で、主人公の槙野万太郎(牧野富太郎)のリトグラフシーンの監修を行った稲田大祐さん(相模女子大学教授)が務めました。

掘らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

作品を手に記念撮影

リトグラフは水と油の反発作用を利用した平版画です。平らな石に油性の描画材で絵を描き、薬品処理と水を含ませる工程を経て、インクをのせて紙に転写する技法です。版面(石)を彫らないため、子どもでも楽しく作品づくりに取り組めます。

  • 掘らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

    講師を務めた稲田大祐さん

  • 掘らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

    版となる琉球石灰岩を選ぶ児童

通常、リトグラフは多くの薬品や専用の道具などを使用しますが、今回の体験では児童が安全に取り組めるよう薬品を使わず、でんぷん糊やシークヮーサーの果汁、クレパス、スポンジなど日常生活で手に入る物を使いました。また琉球石灰岩は、今回の体験のために沖縄石材事業協同組合から無償提供を受けた、片面を研磨し凹凸や穴のない琉球石灰岩を版材として使用しました。

  • 掘らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

    クレパスで思い思いに絵を描く

  • 掘らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

    スポンジでインクを版に塗る

参加した児童は、稲田さんの指導のもと「版に描く(クレパスで版に描く)」、「製版(版にでんぷん糊を塗って乾かす)」、「水をつけながら油性インクをスポンジで版につけ、紙に刷る」の3つの工程で作品を制作しました。

  • 掘らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

    版から紙に転写する 

  • 掘らずに簡単!南城市産の琉球石灰岩でリトグラフ体験授業(2025/12/11)

    いろいろな色のインクで刷った絵

児童からは「スポンジでインクをつけるところが少し難しいかな」や、「リトグラフは初めてやったけど、思ったよりうまくいった。クレパスで強く描いたので、しっかり色がついて良かった」などの声があがり、リトグラフを楽しむ様子が見られました。

授業を企画した知念中学校の美術教諭で、久高小中学校でも美術を教えている大池主佳教諭は「リトグラフは理科との連携もでき、南城市産の琉球石灰岩を使うことで地域探究にもつながります。紙などのほか材料も南城市産でうまく揃えて、市内のほかの学校でも実施してみたい」と語りました。