1. 「こどものSOSを見逃さない」CAPおとなワークショップを開催(2025/11/20)

「こどものSOSを見逃さない」CAPおとなワークショップを開催(2025/11/20)

最終更新日:2025年11月25日

令和7年度沖縄県こども虐待防止推進事業「こどものSOSをどう受け止めるか CAPおとなワークショップin南城市」(主催:沖縄県 共催:特定非営利活動法人おきなわCAPセンター)が、南城市役所1階大会議室にて行われ、市民および保護者やこどもに関わる教育関係者など約50名が参加しました。

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    講師を務めた「おきなわCAPセンター」の皆さん

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    参加者へ積極的に意見を聞く

このワークショップは、虐待やいじめ、性暴力など、こどもへのあらゆる暴力を予防することを目的とし、こどものSOSに気づき、受け止めるために大人ができることを学ぶ機会として実施されました。講師は、こどもへのあらゆる暴力を防止するための予防教育プログラム(CAPプログラム)の普及活動を行なっている「おとなわCAPセンター」のスタッフが務めました。

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    小学生向けワークショップ用の寸劇

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    参加者同士が意見を交わす

講師からは、「CAPは、こどもが暴力から自分を守る力を育てるための予防教育です」との紹介があり、小学生向けワークショップで用いられる寸劇を通して、こどもの「安心・自信・自由」という三つの基本的な権利を守ることの大切さや、暴力を受けたこどもが自ら「NO(いや)」、「GO(逃げる)」、「TELL(話す・相談する)」という行動を取ることの重要性について説明がありました。

また、「もし自分がこどもの立場だったらどう感じるか」という視点で参加者同士が意見を交わす時間も設けられ、暴力やいじめを受けたこどもが「怖くて言えない」「信じてもらえないかもしれない」と感じる気持ちに寄り添い、大人がどのように支えるべきかを考える機会となりました。

最後に講師から「何かあった時ではなく、何もない時にこどもと暴力防止について話し合ってください。そうすれば、何かあった時にこどもは勇気がでるし、あなたを信頼して相談する。折に触れて話しをしてほしい」と、参加者へメッセージが送られ、「大人にできることは、こどもの話を『聴く』ことです。こどもの心を、気持ちを聴くことが大切です」と締めくくりました。

今回のワークショップは、保護者や教育関係者に限らず、地域でこどもに関わるすべての大人が、こどものSOSに気づき、支えることの重要性を再確認する貴重な機会となりました。南城市では今後も、こどもたちの安心・安全な成長を支える取り組みを推進していきます。

 

参加者からの感想(抜粋)

  • 「自分を大切にすること」を子どもと一緒に考えていけるんだと気付かされた(40代 女性)
  • こどもの守られる権利について学んだ。まずは話をきくことで、相談しやすい環境づくりができる(40代 女性)
  • チクると相談の違いを学校や部活で共通認識できるようにしたいなと思いました(30代 女性)
  • こどもの悩みは大人との信頼関係で解決に向かうなと気づいた(20代 男性)