最終更新日:2025年09月09日
旧盆ウークイの翌日、旧暦7月16日に、無縁仏をあの世に送り、豊作を願う伝統行事『ヌーバレー』が、安座真、知名、久手堅など各地で行われました。月明かりの下、地元住民によって組踊や舞踊など多様な芸能が披露され、大いに盛り上がりました。
『長者の大主』で幕開け
華々しい踊りを披露
安座真区では、伝統芸能保存会による『長者の大主』『谷茶前』『鳩間節』が華々しく披露されました。ほかにも、子どもたちによる空手や棒術の演舞、女性会による踊りなどもあり、会場はアットホームな雰囲気に包まれていました。
子どもたちによる『マミドーマー』
親子の再会を描く『鏡の割』
久手堅区では、公民館前の野外ステージで、児童による空手やダンス、『マミドーマー』の舞踊やジャズ演奏、琉球民謡ショーなど多彩な演目が披露されました。演目のハイライトである、生き別れた母子の再会を描いた組踊『鏡の割』では、平山さん親子三人の夢の共演もあり、来場者の皆さんは出演者の演技に魅了されていました。
会場が笑いに包まれた『ラッパ節』
青年たちによる『胡蝶の舞』
知名区では、保存会による『松竹梅』、青年会による『胡蝶の舞』や『仲里節』など、芸達者な地元の方々によって多くの演目が披露されました。コミカルな内容の劇『ラッパ節』では、主演の女子中学生の堂々とした演技と、現代風のセリフも取り入れた内容に、会場は笑いに包まれました。『胡蝶の舞』では、平均年齢22歳の青年たちが華々しい踊りを披露し、来場者の皆さんは指笛や掛け声で舞台を大いに盛り上げていました。