最終更新日:2025年06月04日
旧暦5月4日「ユッカヌヒー」は、豊漁と航海安全を祈願する伝統行事「ハーリー」が県内各地で開催されます。南城市でも奥武島、海野、馬天(津波古区)、で盛大にハーリー競漕が行われました。
区民が東(あがり)と西(いり)に分かれ、7レースで競う「本バーリー」では、4勝3敗で東が勝利。東でハーリー頭を務めた嶺井貴徳さんは「チームの結束力で勝てました」と2連覇を喜びました。本バーリーのほか、小中学生による体験バーリーや、県内各地から52チームが参加した職域ハーリーも行われました。
力いっぱいに漕ぐ
本バーリを終え、互いに健闘を讃えあう
2隻の船に乗った区民が港内をパレードする「御願バーリー」を皮切りに、過去最多の22チームが参加しての職域バーリーが行われました。開会式で実行委員長の外間尹敏自治会長は「多くのチームが参加していただき、ありがたい」と出場者へ感謝を述べ「来年、海野ハーリーは120回目を迎えます。誇りを持って漕いでほしい」と鼓舞しました。小学生による体験ハーリーも行われ、4チームが出場しました。
22チームが熱戦を展開
応援を力にラストスパート
一般(職域の部・女子の部)、班対抗の部、小学生の部、中学生の部と多くの種目がある馬天ハーリーには、同級生で組んだチーム、模合仲間、少年サッカーなど様々なチームが出場します。開会式時に少し雨が降りましたが、レースが始まると雨雲はなくなりました。実行委員長の宮城雄一自治会長は「馬天ハーリーは楽しんだもん勝ちです」と、雨上がりに笑顔で語りました。会場では44チームが熱戦を繰り広げ、多くの来場者で賑わいました。
白熱したレース
無事に漕ぎ終えてエーク(櫂)を掲げて喜ぶ