1. 知念半島地域の命と暮らしを守る国道331号バイパスの早期整備を求める住民総決起大会(2025/02/10)

知念半島地域の命と暮らしを守る国道331号バイパスの早期整備を求める住民総決起大会(2025/02/10)

最終更新日:2025年02月13日

「知念半島地域の命と暮らしを守る国道331号バイパスの早期整備を求める住民総決起大会」(主催:南城市商工会)が、ユインチホテル南城で開かれました。市民など605名が参加し、国道331号バイパスの早期整備、本島南東部地域を含めた広域道路ネットワークの構築を訴えました。

知念半島地域の命と暮らしを守る国道331号バイパスの早期整備を求める住民総決起大会(2025/02/10)

国道331号バイパスの早期整備を訴え、参加者全員でガンバロー三唱

南城市の東側に位置する知念半島には、市の人口の約3割にあたる1万4千人が暮らしています。この一帯は海岸低地ですが、災害や津波発生時に高台や避難施設へのアクセス道路がほとんどなく、近年、激甚化・頻発化する大規模自然災害に対応するため、避難道路として国道331号バイパスの建設が求められています。

また、知念半島一帯は那覇市から15km圏内という好立地でありながら、国道331号以外の幹線道路がないため移動の時間的損失があり、観光振興や地場産業の発展に大きな影響を及ぼしています。令和4年に知念地域が過疎地域に指定され、就労人口の流出が続き、南城市内でも地域格差が広がっていることから、国道331号のバイパス化は地域の発展につながると期待されています。

大会では津波古孝弥南城市商工会長、古謝景春市長、中村直哉市議会議長、沖縄県議会議員の座波一議員、瑞慶覧長風議員が登壇し、バイパスの早期整備を訴えました。

市内の各種団体からは、観光協会、社会福祉協議会、女性会の代表者が登壇し、福祉や地域振興の観点から、バイパスの早期整備と本島南東部地域を含めた広域道路ネットワークの構築を訴えました。

市民代表として、市老人クラブ連合会の大城ミネ子理事と冨祖崎区の屋良勲区長が登壇しました。昨年4月の津波警報が発表された際、高台に避難する車で道路が混雑し、避難できない状況を語り、迅速で安全な避難のためにバイパスの早期整備を求めました。

最後に、知念半島地域の命と暮らしを守る国道331号バイパスの早期整備を求める大会決議がなされ、参加者全員で「ガンバロー三唱」を行い、大会を締めくくりました。