最終更新日:2024年12月24日
今年度の海外移住者子弟研修生として、10月から市内外で研修を行なってきたタイラ オオシロ ヨシオ カルロスさんの研修成果発表と修了式が、市役所1階の大会議室で開かれました。
記念撮影
知念地域にルーツがあるタイラさんは、ペルー共和国で生まれ育ち、同国のペルーナ・デ・シエンシアス大学を卒業しました。スペイン語、ポルトガル語、英語が堪能で、日本語での会話もできます。研修期間中には日本語とうちなーぐち教室のほか、琉球料理、三線、空手教室など、沖縄の文化や芸能も学びました。
修了証を受け取るタイラさん(写真左)
研修の成果を披露
研修のほか、市内の小学校への訪問や、11月の南城市まつりプレイベント「聞得大君 斎場御嶽行幸」に担ぎ手として参加するなど、積極的に市民と交流をしました。また、県内で開催された「世界ウチナーンチュ学生サミット」や、「世界のウチナーンチュ サッカーワールドカップ プレ大会」にも参加し、世界のウチナーンチュとの親睦も深めました。
式で修了証を手渡した古謝景春市長は「ペルーで若きリーダーになってほしい」と激励。具志堅兼栄教育長は「沖縄とペルーの架け橋になってほしい」と期待を述べました。
研修の講師など関係者が見守るなか、タイラさんは三線と空手を披露しました。研修を支えてくださった方々に日本語でお礼の言葉を述べて「日本、沖縄、ペルーの交流を広げていきたい」と、力強く意気込みを語りました。