最終更新日:2024年12月04日
令和6年度「第17回 南城市琉歌募集事業表彰式」と文化講演会が、市役所1階の大会議室で開催されました。今年度の琉歌募集事業には、10代から80代までの幅広い年齢層から476首の応募があり、一般の部から大賞1首と優秀賞4首、児童の部からは児童生徒優秀賞5首が選ばれました。
表彰式での記念撮影
玉城城跡をテーマにした作品で大賞を受賞した前原武光さんは、「この受賞を今後の歌詠みに活かしていきたい」と喜びを語りました。選考委員長の前城淳子氏は、両部門とも応募者が増え、県内だけではなく県外からも応募があったことに触れて「寄せられた作品は多様なテーマで、南城市の魅力をしっかり捉えたすばらしい表現がされていました」と、講評しました。
講師を務めた山本正昭さん
多くの来場者が講演に耳を傾ける
表彰式後には文化講演会が開かれ、「三山統一と5つの城郭遺跡-思紹・尚巴志の覇業を辿る-」と題して、沖縄県立博物館・美術館主任学芸員の山本正昭さんが講演しました。山本さんは「基盤を持たない中で、既成勢力と結びつきながら驚くべきスピードで三山統一を成し遂げたことが見えてくる」と、尚巴志の誕生、青年期、覇業の過程、国王即位、三山統一の背景に至るまで、それぞれの城跡の特徴を発掘調査や歴史的経緯と交えながら解説しました。城郭から思紹・尚巴志像を読み解く講演に、来場者は熱心に耳を傾けました。
※今年度の受賞作品は、広報なんじょう12月号の裏表紙に掲載しています。下記のリンクより、電子ブック、PDFでご覧いただけます。
https://www.city.nanjo.okinawa.jp/kouhoushi/1731895659/