最終更新日:2024年11月28日
一般社団法人「共育ステーションつむぎ」(那覇市、髙良久美子代表)と南城市観光協会(知念厚会長)は、観光協会が運営する「がんじゅう駅・南城」に、「小さな命をつなぐ支援自動販売機」を設置したことを発表しました。この取り組みで設置された自販機は、沖縄県内で3台目です。
自販機の設置を喜ぶ髙良久美子代表と知念厚会長
この自販機の飲料商品の売上の一部は、共育ステーションつむぎが自治体や民間事業者、ボランティアと連携して県内で展開している、経済的な事情で赤ちゃん用の粉ミルクを購入できない家庭を支援する「ベビーミルク支援プロジェクト」に寄付されます。子育て世代が安心して外出できるよう、自販機では赤ちゃん用のおむつとお尻拭きシートも購入できます。
自販機の設置に感謝を述べた髙良代表は、「赤ちゃんに必要なミルクを、節約のために水で薄めて飲ませざるを得ない家庭も少なくありません。支援を必要とする方々がいることを知ってほしい」と訴えました。
観光協会によると、2023年度には斎場御嶽に25万人以上が訪れたそうです。斎場御嶽への入場券を販売しているがんじゅう駅の周辺も賑わうことから、来訪者がこの取り組みを知り、支援の輪が広がることが期待されます。取り組みに賛同し、自販機の設置を進めた知念会長は「支援の必要性を地域全体で理解することが大切です。子ども達のためにも、みんなで応援していきたい」と語りました。