最終更新日:2024年11月19日
琉球王国時代の最高神女である「聞得大君」が就任する際に行われた儀式「お新下り(おあらおり)」を再現したイベント「聞得大君 斎場御嶽行幸」が、8年ぶりに行われました。
「第5回南城市まつり」のプレイベントとして、まつりの安全祈願と、世界中の人々の幸せを祈り、大自然の神への感謝を奉納することを目的に、世界遺産斎場御嶽の前で厳かに実施されました。約60名の市民が行列に参加し、知念郵便局から斎場御嶽前まで練り歩きました。この日に向けて歩き方や所作などの練習に励み、色鮮やかな衣装を身にまとって平和への祈りを捧げました。
初めて参加した琉球国王役の知念大河さんは「とても緊張しました」と、無事に行幸を終えて胸をなでおろしました。知念さんは、11月2日〜4日に開かれた「首里城復興祭」で国王役に選出され、大役を果たしたばかり。2度目の国王役に「行幸に参加できてよかった」と語りました。