最終更新日:2024年11月12日
南城市大里農村環境改善センターの屋外広場にて「第1回 あつまれ!! ヘンサ森まつり」(主催:同実行委員会)が開催され、地域の伝統芸能や文化を体感できるイベントとして大盛況を博しました。この祭りは、稲嶺、大里グリーンタウン、大城、当間の4つの青年会によって構成される実行委員会の主催で実現されました。
フィナーレのカチャーシーは大盛り上がり
「ヘンサ森」とは、現在の大里グリーンタウンにかつて存在した森で、大里南小学校の校歌にも歌われている地域の象徴。この「ヘンサ森まつり」は、「大里の大里による大里のためのまつり」をテーマに、若い世代が伝統文化に触れ、後継者育成のきっかけを作ることを目的としています。イベントの発端は4つの青年会長が集まった飲み会での意気投合からスタートし、約1年かけて準備されたとのことです。
4人の青年会長が司会・進行
地域の人々で賑わう
当日は、多くの市内企業や団体、個人からの協賛が集まり、仮設トイレや授乳室、ゴミステーション、交通整理など来場者への配慮が行き届いた運営がされました。運営は青年会メンバーが主体となり、手作り感あふれる温かな雰囲気のイベントとなりました。キッチンカーも多数出店し、多くの来場者が詰めかける大盛況ぶりを見せました。
キッチンカーも多数集結
伝統芸能だけでなくオカリナサークルの演奏も
祭りでは、エイサー、獅子舞、旗頭、棒術などの伝統芸能に加え、大里中学校ダンスクラブやオカリナサークルの演奏も披露され、地域の文化と多彩な演目が集まりました。メインの青年会による獅子舞やエイサー演舞が始まると、会場は歓声や指笛で最高潮に達し、最後のカチャーシーでは出演者と来場者が入り交じって踊り、大いに盛り上がりました。地域への愛着を改めて感じさせる一日となりました。
稲嶺青年会は二十数年振りに復活
400年の歴史を持つ獅子舞を披露し、迫力ある動きで会場を魅了
大里グリーンタウン青年会は比較的新しい青年会
ポップな曲を交えた演舞で観客を沸かせました
当間青年会のエイサーはダイナミックで気合の入った演舞
全9曲をノンストップで披露
大城青年会は完成された演出が特徴
緻密な隊列と華やかな手踊りで観客を魅了しました
各青年会長のコメント
当間青年会 大城優真会長:「何もかもが手探りで、出演と運営の両立に不安がありましたが、当日多くの方に喜んでいただけて嬉しいです。舞台の上から見た景色に感動しました」
稲嶺青年会 知念潤太会長:「稲嶺青年会として二十数年ぶりの復活で、地域外での披露は初めて。反省点もありますが、大きな喜びも感じています」
大里グリーンタウン青年会 玉那覇愛香会長:「青年会だけでは実現しなかったイベントです。皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいで、何より全員で楽しめました」
大城青年会 島袋令基会長:「『集まった!』の一言に尽きます。お客さん、各地の青年会、伝統を受け継ぐ後輩たち、地域の皆さんの想いが集まったこのイベントが開催できて本当に良かったです」