最終更新日:2024年05月15日
南城市の無形民俗文化財で、豊年や地域の繁栄を願う伝統行事「古堅のミーミンメー」が開催されました。弥勒(ミルク)を先頭に地域を練り歩く昼の部では、道中にある拝所などで子ども達が可愛らしく踊り、青年達が棒術を演舞しながら集落を巡りました。公民館で行われた夜の部では、舞台で多彩な芸能が披露されました。
昼の部では、発祥地とされる「大照屋」(ウフティーラ)を皮切りに、公民館に隣接するお宮、公民館の庭、アシビナーを巡りました。ハッピを着た子ども達が耳たぶをつかみながら「ミーミンメー シーヤープー」と歌いながら踊る姿を、見守った観客や保護者は手拍子で応えました。
一行は最後となるアシビモー(農村公園)での奉納が終わると、弥勒も一緒にカチャーシーを披露して豊年と地域の繁栄を願いました。行事に協力した方々に謝辞を述べた與那嶺稔区長は、首里の赤田から伝わり、独自の形で190年の伝統があるミーミンメーについて「200年、300年と伝統が引き継がれてほしい」と挨拶し、昼の部を締めました。