「南城市健康づくり推進員連絡協議会」（会長代行 高江洲順達事務局長）による健康講演会が、市役所1階大会議室で開かれました。会の冒頭では、急逝した同協議会の新城辰夫会長へ黙祷が捧げられました。会長代行の高江洲事務局長は、南城市の健康づくりを牽引してきた新城会長を偲び「新城辰夫の意思を継ぎ、健康づくり活動を市民にひろげていきたい」と、決意を延びました。

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  新城辰夫会長へ黙祷

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  決意を述べる高江洲順達事務局

講演会のトップバッターは、南城市を含めた県内自治体の健康づくりをサポートしている合同会社Life Waveの理学療法士で、市出身の金城淳さんが登壇しました。「自分の姿勢は意外とわからない」と、2人1組で足の裏の体重のかかり具合を確認し、足の裏全体に体重がかかる適正な位置を見つける体の整え方をレクチャーしました。

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  体の整え方を指導する金城淳さん（左）

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  講演する金城昇さん

2番目に登壇した琉球大学名誉教授の金城昇さんは、「豊かな地域と健康との関連」と題して講演。様々な研究結果や論文などをもとに、ソーシャルキャピタル（社会や地域における人々の信頼関係・結びつき）が個人の健康状態に影響することを解説しました。長年、新城会長と親交があった金城さんは、つきしろ区長でもあった故人の健康づくり活動を振り返り「地域の景観や環境を改善し、人と人が信頼し合える地域をつくった。ソーシャルキャピタルを上げることで、特定健診の受診率を改善させるなど、地域の健康づくりを向上させた」と、故人を偲びました。

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  保健師が市の健康実態を解説

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  自身の健康づくりを発表する當間嗣朝会長

講演会では市健康増進課の保健師が南城市の健康実態を解説したほか、さしき健走会の當間嗣朝会長が運動を通しての個人の健康づくりを発表。高江洲事務局長は、かつて自治会長を務めた津波古自治会での健康づくりの実例を発表しました。