1. 知念中で環境ワークショップ 「ゴミMAP」を作り身近な環境問題を考える(2023/11/24)

知念中で環境ワークショップ 「ゴミMAP」を作り身近な環境問題を考える(2023/11/24)

最終更新日:2023年11月27日

自分達が住んでいる地域でゴミが捨てられている場所を撮影し、その場所やゴミの種類などを地図に落とし込む「ゴミMAP」を作成して、身近な環境問題を考えるワークショップが知念中学校で行われました。

同校では毎年11月の第3水曜日に制定されている「南城市環境教育の日」に合わせて、環境をテーマにした授業を行なっています。今年の授業は、ポイ捨てや不法投棄をしないように啓蒙するポスターを作成し、市内の公共施設などに掲示する環境美化活動に取り組んでいる「なんじょう市民大学12期生・環境科チーム」が講師となり、全校生徒が参加するワークショップ形式で実施されました。

知念中で環境ワークショップ 「ゴミMAP」を作り身近な環境問題を考える(2023/11/24)

1年生から3年生が協力して
住んでいる地区のゴミMAPを作成

生徒は環境科チームのアドバイスを受けながら校区にある10地区すべてのゴミMAPを作成し、地区ごとに発表を行いました。「海に漂着ゴミが多い」、「人通りがない森や草むらにゴミが捨てられている」といった発表や、「月に1回、地域で清掃をしているのでゴミはほとんどなかった」など、海沿いや山沿い、店舗や観光施設がある地区など、それぞれの環境によりゴミが捨てられている場所や種類、量などに違いがあることがわかりました。

  • 知念中で環境ワークショップ 「ゴミMAP」を作り身近な環境問題を考える(2023/11/24)

    ゴミがあった場所と種類を地図に落とし込む

  • 知念中で環境ワークショップ 「ゴミMAP」を作り身近な環境問題を考える(2023/11/24)

    地区ごとにゴミMAPを発表

地球環境についてのテレビ番組を見て、身近な環境問題に興味を持った玉寄心琉さん(3年生)は「人間が自然環境を壊してきたが、人間の手で戻すこともできる」ということを知り、今回の授業を心待ちにしていたそうです。

玉寄さんは「登下校中に見る海や空、緑の美しさは当たり前じゃない。まずは地域に捨てられているゴミを拾い、地球をキレイにしていきたい」と語り、時間が足りずに未完成となった自分の地区のゴミMAPを「持ち帰って自分の手でしっかり完成させたい」と意気込みました。