1. 5年に1度の熱戦『知念区大綱曳き』(2023/09/24)

5年に1度の熱戦『知念区大綱曳き』(2023/09/24)

最終更新日:2023年09月26日

五穀豊穣と無病息災を祈願する『知念区大綱曳き』が、知念農村広場で開催されました。市内外から観客が詰めかける中、区民は大綱を懸命に引き合いました。

5年に1度の熱戦『知念区大綱曳き』(2023/09/24)

懸命に綱を引き合う

知念区大綱曳きは旧暦6月24日のカシチーの翌日に行われていましたが、昭和30年代に起こった大干魃や、稲作からサトウキビへの農業転換の影響で原料のワラの確保が困難となり、一時的に途絶えていました。しかし、区民の熱い思いと尽力により平成15年に45年ぶりに復活し、以降は5年ごとに開催して伝統を継承しています。

大綱曳き実行委員会の会長を務める與那城真栄区長は、復活して20年目の節目に思いを寄せ「知念区の大綱曳きは綱を上下に持ち上げ地面に叩きつけるように引く独特なものであり、会場に訪れた皆さまに勇気と感動を与えるものだと思います」と、あいさつしました。

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    道ズネーをしながら会場入り

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    旗頭を掲げる

大綱曳きは区民がヒラナカ(雄綱)とクベーマ(雌綱)に分かれて実施。それぞれの拝所から道ズネーをしながら会場に入り、旗頭や金鼓隊によるガーエーや棒術演舞で盛り上げます。

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    綱に乗るシタク役

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    カヌチ棒で結ばれる両綱

会場に準備された両綱の横に区民が並び、シタク役が乗ると綱を持ち上げて対峙します。対峙後、シタク役が降りると綱は中央へ移動されカヌチ棒で両綱が結ばれて勝負が始まります。

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    清め酒をかけて熱戦を鼓舞

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    勝利を喜ぶ

綱引き中は樽酒(清め酒)がかけられ、引き手を鼓舞します。1回目の勝負はクベーマが勝利、2回目はヒラナカが勝ち、5年に1度の熱戦は引き分けとなりました。