1. 3年ぶりに演舞。手登根 古式エイサー(2023/08/31)

3年ぶりに演舞。手登根 古式エイサー(2023/08/31)

最終更新日:2023年09月01日

手登根区の伝統行事『古式エイサー』が、コロナ禍を経て3年ぶりに行われました。旧盆ウークイの翌日の旧暦7月16日に、この世をさまよう霊にお盆が終わったことを伝え、あの世に送るために踊ります。

  • 3年ぶりに演舞。手登根 古式エイサー(2023/08/31)

    ノロ殿内でエイサーを奉納

  • 3年ぶりに演舞。手登根 古式エイサー(2023/08/31)

    久々のエイサーに笑顔

古式エイサーは地域では『にんぶちゃー』とも呼ばれ、起源は仏教の念仏踊りといわれています。もともとは鐘や鼓(ちぢん)などで構成する素朴な手踊りでしたが、近年は三線や太鼓が入り賑やかになりました。

『ノロ殿内』など区内の拝所などで踊りながら地域を巡りますが、感染症が流行している期間は集まって踊ることができず、区の役員などがCDなどで曲を流しながら拝所を巡っていました。

手登根古式エイサー保存会の屋比久健次会長は「いつもは普段着でエイサーをするが、久しぶりなので衣装を着たよ」と笑顔。参加者は「長年やっているので、体が覚えている」と、少しの練習で感覚を取り戻し、息の合ったエイサーを披露しました。

3年ぶりのエイサーに屋比久会長は「若い人にも興味を持ってもらえるよう、区の伝統を継承していきたい」と語りました。