最終更新日:2023年08月29日
地域に伝統文化が色濃く残り、伝統芸能が盛んな南城市大城区と八重瀬町志多伯区による伝統芸能交流会が初めて開催されました。会場となった大城集落センター前広場には舞台が組まれ、両地域から来た観覧客で賑わいました。
汗水節(志多伯)
青年エイサー(大城)
主催する大城区文化保存委員会の城間努会長は両地域の文化交流に感激し「毎年でもやっていきたい。今日はこころゆくまで楽しんでください」とあいさつしました。
湊くり節(大城)
大城大軍『子どもユアアシ』
大城区では10年に1回、組踊『大城大軍』が開催されます。今年は上演の年にあたり、11月12日の本番に向けて区民総出で練習に励んでいます。今回の交流会では、大城大軍の一場面が演じられたほか、夏休みを利用して練習した子ども達による大城大軍『子どもユアアシ』も披露されました。
武の舞【津堅の棍】(志多伯)
八重瀬の万歳(志多伯)
城間会長は「11月の組踊に向けて、いろんな方に大城の伝統文化を見てもらいたい。特に若い方に文化の楽しさが伝わってほしい」と語りました。同区の普天間邦夫区長も「今回は出演していない子ども達も、今日の舞台を見て組踊に興味を持ってもらえるとうれしい」と、将来の演者候補に期待を寄せました。
大城大軍『長刀・刀舞い』
獅子舞(志多伯)
交流会では、志多伯区から『舞方』、『水汲まー小』、『汗水節』、『武の舞』、『八重瀬の万歳』、『獅子舞』が披露されました。大城区からは、『前舞―い・青年エイサー』、『亀甲節・湊くり節』、組踊『大城大軍』(子どもユアアシ、長刀・刀舞い)が披露され、両地域の見事な芸能に会場からは拍手や指笛が鳴り響きました。
次回は志多伯区に大城区の演者が出向いて、交流会を行う予定です。